幸運な組み合わせも、運任せにはしない 過ちから学んだスペインのキャンプ地選び
組み合わせに恵まれたスペイン
6月15日にソチで対戦するポルトガルは、スペインにとって大きな障害となる可能性がある。だがその後は20日にカザンでイラン、25日にカリーニングラードでモロッコと、格下との対戦が2試合続く。
スペインとポルトガルが1、2位を争うことは間違いだろう。決勝トーナメント1回戦の相手がグループAのロシアかウルグアイとなることも確実だ(その他、サウジアラビアとエジプトが同居)。グループ首位通過の場合はモスクワ(7月1日)、2位通過の場合はソチ(6月30日)がその舞台となる。
8強入りの可能性は高い
ロペテギの就任以降に維持してきたプレーレベルの高さ、そしてW杯予選の素晴らしい勝ち上がりにより、スペインはドイツ、ブラジル、フランスとともに優勝候補の一角に挙げられるようになった。決勝トーナメント1回戦のライバルとなり得るホスト国のロシアはビッグネームが不在の「不作の世代」で、ウルグアイも守備は堅いがクリエーティビティーに乏しい。そう考えると、スペインがベスト8進出を果たす可能性は高いと言える。