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地元記者が香港国際競走を一刀両断!
今年の日本馬、V可能性はある?

香港ヴァーズはメルボルンCからの転戦組が好走。データが後押しするティベリアン

昨年はサトノクラウンに足元をすくわれての惜敗だったが、ここでの実績は申し分ないハイランドリール(前列左)。写真は2015年香港ヴァーズ。(C)森内智也
昨年はサトノクラウンに足元をすくわれての惜敗だったが、ここでの実績は申し分ないハイランドリール(前列左)。写真は2015年香港ヴァーズ。(C)森内智也【netkeiba.com】

 まずはこの馬に触れなくてはならないだろう。このレースで引退するハイランドリールだ。一昨年の勝ち馬で、昨年は僅差で2着に敗れたが、今年も主役であることは間違いない。英チャンピオンS、BCターフと、短期間に世界を渡り歩いたことに不安を感じる方も多いようだが、むしろ体調がいいことの証明ではないだろうか。万全の状態で出走してくるのであれば、勝利の女神はこの馬に微笑む。


 先週まではそう思っていたのだが、ここに来て私の本命は変わった。その馬の名はティベリアンだ。メルボルンCから転戦してきた馬は好成績を残しており、もともとマックスダイナマイトと同様に有力な1頭と考えていたのだが、調教で見せた姿は本当に素晴らしものだった。メルボルンCがもう少し短い距離のレースだったら、勝利を収めていたのではないだろうか。そんな思いがこみ上げてくる。


 キセキも121ポンドという最軽量で騎乗できることはかなり有利だ。日本馬としては、ステイゴールド、サトノクラウンに続いて3度目となる香港ヴァーズの勝利を手にするかもしれない。


 香港勢のなかではゴールドマウントにチャンスがあると思う。前哨戦のジョッキークラブカップではワーザーの4着に敗れはしたが、ラスト400mでは最も速い時計で走り抜けた。Z.パートン騎手がこの馬を選んだのも心強い。イーグルウェイにも期待したいが、肺感染症から100%回復しているかが定かではない。

香港スプリントは有力馬が複数頭スタンバイする香港馬の独壇場

ミスタースタニングは今年に入り、急成長。一躍、トップスプリンターの仲間入りを果たした。写真は2017年チェアマンズスプリント。(C)森内智也
ミスタースタニングは今年に入り、急成長。一躍、トップスプリンターの仲間入りを果たした。写真は2017年チェアマンズスプリント。(C)森内智也【netkeiba.com】

 距離が1200mに変更になってから優勝した海外馬は、ジェイジェイザジェットプレーンとロードカナロアの2頭しかいない。これは香港のスプリンターが、いかにこのレースと相性がいいかを示している。


 昨年の勝ち馬エアロヴェロシティは引退したが、その後継者として期待したいのがミスタースタニングだ。まだGI勝ちはないが、今シーズンに入ると急成長を遂げ、前哨戦であるジョッキークラブスプリントでは、ラッキーバブルズやペニアフォビアといったGI馬をあっさり撃破した。今や香港のトップスプリンターに肩を並べたと言ってもいいだろう。そして、J.サイズ調教師の管理馬というのもまた魅力だ。彼はこの馬のほかにも、アメージングキッズ、ディービーピンといったチャンスのある馬を出走させる敏腕調教師だからだ。


 一貫してスプリント路線を走り続けてきているアメージングキッズは、滅多に崩れることのない馬だ。今年3月のアルクオーツスプリントの惨敗も、ドバイの環境に慣れなかったことが原因と、その理由はハッキリしている。


 一方、ディービーピンは重賞勝ちこそないが、これまで12戦して複勝圏内を外したことは1度だけという安定した馬だ。前哨戦の重賞も僅差で勝利を逃したに過ぎない。


 最後にラッキーバブルズの話もしておきたい。GIでは不思議と勝利から見放されてきた馬だが、今年5月のチェアマンズスプリントプライズでは、遂にGI制覇にたどりついた。前哨戦では9着と大敗したが、本来の走りを取り戻しさえすれば、巻き返しは十分に可能だろう。

スポナビDo

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