森岡亮太は「冬の移籍市場の目玉商品」 敵将も称賛、移籍金は約10倍に急騰
ベフェレンは「ベルギーで最もセクシーなクラブ」
ベルギーで活躍を続ける森岡(左)。「冬の移籍市場の目玉商品」としてフォーカスされている 【写真は共同】
ベルギーvs.日本の試合が行われてから5日後、再びブルージュのヤン・ブライデル・スタディオンのピッチに森岡亮太が姿を表した。今回はべフェレンの一員として、ベルギーリーグ第15節で首位のクラブ・ブルージュと対戦したのだ。
先夏、シロンスク・ヴロツワフ(ポーランド)から森岡を獲得した際に、べフェレンが払った移籍金はたった27万5000ユーロ(約3600万円)だった。そんな少額でも「クラブ史上最多額の移籍」と騒がれたのだから、ベフェレンのクラブ規模がどれだけ小さいかが分かる。
そんな小クラブが、第14節のムスクロン戦を終えた時点で、ベルギーリーグ最多ゴール(31。現在はクラブ・ブルージュが33ゴールでトップ)を記録していたのだから、ベルギー人のシンパシーを生んでいる。現地の『スポルト・フットボール・マガジン』誌最新号の表紙には「ベフェレン ベルギーで最もセクシーなクラブ」という見出しが踊っている。
森岡がブルージュ、アンデルレヒトの補強リスト入り?
ここまで7ゴール8アシストという数字を残している森岡は、「27万5000ユーロだった移籍金は、間違いなく10倍の価値に上がった。つまり、少なくとも250万ユーロ(約3億3000万円)」と『ヘット・ラーツテ・ニーウス』紙は報じている。
アンデルレヒトはまだ、森岡に対して興味の段階のようだ。テクニシャンのMFニコラエ・スタンチュがチームにフィットしていないこと、昨季、活躍したソフィアン・ハニが今季は不振なことから、今季のアンデルレヒトはチャンスの創出という面で物足りない。その穴を埋める人材として、森岡の名前がクラブ内で挙がったようなのだ。