今最も行くべき国キューバを代表するロードレース それがハバナマラソン!
【写真:小菅亮輔】
よりパブリックな視点でハバナマラソンを紹介
11月19日、今年もキューバの首都ハバナにおいてハバナマラソンが開催される。現地では“マラバマ”の愛称で呼ばれるこのロードレースは、この国で最も有名なランニングイベントであり、筆者は昨年11月20日に行われた2016年大会に参加。ブログや自らが編集長を務めるランニングギア雑誌の「Runners Pulse」の誌面でも紹介した。そしてそれらを見た何名かのランナーが今年の大会に参加するらしく、ブログや掲載記事では私的な観点からレースのことを振り返ったが、よりパブリックな視点で再度同大会のことを教えてほしい旨の連絡が何件かあったので、改めてハバナマラソンのことを紹介することにする。
このタイミングを逃すと古きよきキューバを見逃すことになるのでは!?
ソ連が崩壊した後も頑なに社会主義を掲げてきたキューバ。カリブ海の真珠と称えられた美しい国は、21世紀に入りオバマ政権時代の2015年、54年ぶりにアメリカ合衆国との国交を復活させた。それ以降アメリカ各地からはチャーター便がこの地に飛び、2016年の年末にはニューヨークから首都ハバナに定期便が運航されたように、両国の人的交流は急速に深まっている。そうなると「アメリカナイズされて、キューバもほかのカリブ海諸国と同じになってしまうのか?」と心配になった旅人は少なくなく、ここ数年キューバへの観光客は急増している。そのなかにはキューバで行われるランニングイベントを渡航目的にする旅行者も徐々に増えているという。筆者もそんな一人であり、以前からキューバという国に興味があったことから、「このタイミングを逃すとクラシックなアメ車がいまだに走る古きよき時代のキューバを見逃すことになるのでは!?」と思い、ハバナマラソンにエントリーすることとなった。
日本人がハバナへ向かう場合、カナダ経由かメキシコ経由が一般的であり、前者のほうがチケットは高いが所要時間は短いことから筆者はそちらを選んだ。トロントで乗り換え一路ハバナへ。事前に在日領事館で入手すべきとされていた入国に必要なツーリストカードは、在庫切れのために出発までに手に入れることができず、「入国できなかったらどうしよう……」と心配したが、ツーリストカードは噂通りエアカナダ機内で無料配布された。4時間弱でハバナのホセ・マルティ国際空港に到着。「機内で配布されたツーリストカードはカナダ国籍の人しか使えない!」という噂もあったが、特にトラブルもなく入国できた。ターンテーブルから荷物が出てくるのが遅かったり、空港の両替所の列が全く進まないというようなことはあったが、これくらいのことは想定内。深夜23時頃には予約したメルキュール セビージャ ハバナにチェックインすることができた。
日本人がハバナへ向かう場合、カナダ経由かメキシコ経由が一般的であり、前者のほうがチケットは高いが所要時間は短いことから筆者はそちらを選んだ。トロントで乗り換え一路ハバナへ。事前に在日領事館で入手すべきとされていた入国に必要なツーリストカードは、在庫切れのために出発までに手に入れることができず、「入国できなかったらどうしよう……」と心配したが、ツーリストカードは噂通りエアカナダ機内で無料配布された。4時間弱でハバナのホセ・マルティ国際空港に到着。「機内で配布されたツーリストカードはカナダ国籍の人しか使えない!」という噂もあったが、特にトラブルもなく入国できた。ターンテーブルから荷物が出てくるのが遅かったり、空港の両替所の列が全く進まないというようなことはあったが、これくらいのことは想定内。深夜23時頃には予約したメルキュール セビージャ ハバナにチェックインすることができた。