女性記者たちが砂の祭典JBCを語り尽くす! 今年の“推し馬”はJRAよりも地方馬?

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専門紙、日刊紙、そしてキャスターとそれぞれ立場の異なる女子たちが集結。彼女たちのメガネにかなうJBCの注目馬とは? 【netkeiba.com】

 秋のダート競馬を彩るビッグイベント「JBC」が11月3日(金・祝)に大井競馬場で開催される。JRAと地方競馬から各カテゴリーのトップホースが集まる頂上決戦の行方はいかに!?

 今回、南関東競馬を知り尽くした精鋭女性記者3名、そこでスポーツニッポン記者の秋田麻由子さん、競馬ブック記者の中川明美さん、フリーアナウンサーの秋田奈津子さんによるJBC3レースの検討会を、座談会スタイルの“競馬女子会”としてお届けいたします。

三者三様の予想スタイルで、JBC3レースにメスを入れる!

秋田麻由子(以下、秋田麻) いよいよ今週末に大井でJBCが行われるわけだけど、その見解を聞く前に、私たちのことを知らない人もいると思うので、まずは読者の皆さんに自己紹介がてらそれぞれの予想スタイルからお伝えしていこうかと。まず、私が一番大事にしているのは関係者情報。レースや追い切りを見てはいるけど、私は馬に乗ることができないし、レースも乗れない。やっぱり実際に乗っている人、ケアをしている厩務員さんに聞くのが一番わかると思う。そのうえで、同じ「いい」という言葉でもどれくらいの“温度差”があるかを感じ取って、予想に反映させている。その“温度差”を感じ取ることができるのは取材の積み重ねがあってこそだと思うし、それに近走の走破時計や馬場状態を加味して予想を組み立てている。

中川明美(以下、中川) 私も厩舎情報が一番。記者はファンの人たちが聞けないことを直接、聞ける立場にいて厩舎コメントを聞けるのだからそれを生かしたい。トラックマンで時計班(追い切りの時計や動きを記事にする)の人は、自分の目を養うことを大事にしているかな。

秋田奈津子(以下、秋田奈) 私はデータを見るのが好き。それと、そのときの人馬の勢い。不思議だけど、勝負事ってやっぱり“流れ”があると思う。

中川 そうね。ジョッキーは、とくにそうかもしれない。あとは、やっぱりレースをよく見ることかな。どこで不利があったとか、自分でチェックしておくと次につながる。

スプリントのポイントはコパノリッキーの取捨。久々に地方馬にチャンス⁉

前人未到のGI・11勝目がかかるコパノリッキーは、距離短縮に対応できるか、に注目が集まる。写真は17年マイルCS南部杯。(C)高橋正和 【netkeiba.com】

秋田麻 では本題のJBCについて、今年の見どころやそれぞれの注目馬など。

中川 今年はスプリントが一番面白そう。コパノリッキーの参戦をどう見るか、に尽きると思う。GI勝利新記録の11勝目もかかっているしね。3歳のときに一度1400mで勝っているけど、1200mは初めてで短距離のスピードに対応できるのか。

秋田麻 盛岡の南部杯をレコードで勝つぐらいだから、スピードはあると思うし、スムーズなら、ってところかな。

秋田奈 私はこの馬が一番かな。モマれ弱い面があるから内枠を引いたら割り引きが必要だと思うけど、森泰斗騎手との初コンビは楽しみ。

中川 東京盃を制したキタサンミカヅキや、同2着のブルドッグボスと今年は地方馬も強い。07年フジノウェーブ以来となる、地方馬によるJBC制覇があるかも。なかでも私の推しメン(笑)のブルドッグは、前走でもまだ遊んでたという話だから一生懸命走ったらどれだけか見てみたい。

秋田麻 私も今年は地方馬のミカヅキやブルドッグ推しで、一戦ごとにデキが上がってきているからチャンス十分だと思う。

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