石浦が経験を生かして強さを発揮 スーパーフォーミュラ2度目の王者
スーパーフォーミュラ2度目の王者となった石浦宏明 【写真:吉田成信】
台風接近と秋雨前線の影響で金曜の練習走行から雨模様となった鈴鹿サーキット。土曜を迎えると雨脚はさらに強まり、朝のフリー走行からクラッシュやコースオフするマシンが続出。赤旗が立て続けに出される波乱の展開となった。
午後の公式予選は結果的に悪天候等の影響でQ1のみで終了することとなり、第6戦時点でトップに立っていた石浦のチャンピオンが決定。F1デビューを果たし、スーパーフォーミュラでもチャンピオン獲得の期待が高まっていたピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)は、最終戦を戦わずして王座を諦めなければならない、つらい内容となってしまった。
石浦、ガスリーとも複雑な表情
ドライバー、チームのみならず関係者やファンからも、最終戦の決勝レースで決着を見たかったという声が多数上がっていた。特にガスリーやフェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LE MANS)といった有力な海外のドライバーも参戦し、注目を集めていただけに、最後は決勝レースをしっかり行っての決着を見たかったのが本音だろう。
しかし、それでも今シーズン全体を振り返ると、石浦が一歩リードしていた部分が多かった。