安定感取り戻した前田健太に再び試練!? プレーオフで先発ローテに入れるか
カーショー、ダルら先発4人は確定
プレーオフの先発ローテーションに入るのは、絶対的エースのカーショー、シーズン中にトレードで移籍してきたダルビッシュ、ウッド、ヒルの4人でほぼ決まりとのこと 【写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ】
地元紙の一つ、『オレンジカウンティ・レジスター』のビル・プランケット記者が、こう解説する。
「プレーオフのローテーションは、故障がない限り、クレイトン・カーショー、ダルビッシュ有、アレックス・ウッド、リッチ・ヒルでほぼ決まりだ。前田が今後、いくら頑張っても、そこに食い込むのは厳しい」
カーショーは絶対的なエース。ダルビッシュは、プレーオフ2番手としてドジャースが獲得した選手である。ヒルとウッドにはムラもあるが、ヒルは先日、あわや完全試合かという素晴らしいピッチングをした。ウッドは今季14勝2敗、防御率2.57と好成績を残している。現状、カーショー、ダルビッシュ、ウッド、ヒルの順でローテーションが組まれており、これがそのままプレーオフのローテーションと捉えることもできる。
プレーオフの役割はロングリリーフ!?
前田らはさらに、プレーオフのロースターから外れる可能性もある。先ほどのプランケット記者によれば、ドジャースは、プレーオフの先発陣にケガ人が出るなど不測の事態に備え、ローテーションから外れた先発投手の一部をアリゾナのキャンプ施設で待機させ、10月10日から始まるフォールリーグで先発させながら、状態を維持させる意向だという。
現状、前田のプレーオフでの役割は、先発が早いイニングで崩れた場合のロングマンと見られているが、信用しているからこそ前田をアリゾナで待機させる、という選択肢もドジャースにはあるのではないか。そう書けば聞こえはいいが、前田は10月に再び、理不尽な役どころを求められるのかもしれない。