長谷部、W杯は「誰にでもチャンスある」 最終予選 オーストラリア戦後のコメント

スポーツナビ

乾貴士(エイバル/スペイン)

最終予選初先発となった乾は「もう少しボールを落ち着かせたかった」と反省点を挙げた 【写真:高須力】

「もう少しボールを落ち着かせたかった」

 うれしいですし、ホッとしています。(先発してどういう役割だった?)攻撃はもちろん、守備ですごく厳しい状況になるのは分かっていたので、(長友)佑都君のところで1対1を作られないように、助けにいけるようにと思っていました。あそこで1対1になってしまうと、佑都君の負担がすごく増えてしまう。そこはしっかり考えながらやっていました。

(守備で期待されているのは、欧州でやってきた成果?)欧州でやってきたからかどうかは分からないですけれど、攻撃に関しては全然満足していません。もっとやっていかないといけないと思っているので、出た時は(特徴を)出さないといけないと思います。(守備の手応えはベースとしてさらに攻撃面で?)そうですね。守備は1人でやるものではないですし、全体でやらないとうまくはまらないので、今日はそれがチーム全体でうまくいけていたなと。陽介も助けてくれていましたし、ハセさん(長谷部誠)もカバーに入ってくれて、佑都君も前にどんどん来てくれたので、みんなで助け合ってやれて良かったと思います。

(攻撃の良さが出なかったのはシュートを決め切れなかった部分?)それもありますし、もう少しボールを落ち着かせたかったです。いいところをあまり出せなかったので、その辺は反省点というか今の実力なのかなと思います。(前半は左足でいいシュートがあったが)あまりあの形はないですけれど。でも空いたので思い切って打ってみました。(あれで攻撃が勢いづいた?)どうですかね(苦笑)。でも枠には飛ばしたかったですね。

大迫勇也(ケルン/ドイツ)

体を張ったプレーで貢献した大迫。試合後はゴールへの強いこだわりを語った 【写真:高須力】

「ゴールをもっと取って、心強い選手になりたい」

 ゴールを狙っていました。残念でした。(役割はこなせた?)「ゴールを取ること」「体を張って起点を作ること」「相手と戦うこと」はドイツでも大事にしていることですし、それを出すようにしています。

(オーストラリアのDFはどうだった?)体はがっちりしているイメージはありましたけれど、いつも通りやることを心掛けました。(今の日本代表に欠かせないプレーを見せていたと思うが、自分ではどう思っている?)どうですかね。周りも僕を最初に見てくれる。それは大きいですけれど、やっぱりゴールですね。ゴールをもっともっと取って、心強い選手になりたいです。

(W杯に向けて)まだまだこれからだと思います。このままでは勝てないと思いますし、まだ1年あるので、みんなこれから成長できると思います。(成長すべきポイントは)やっぱりゴールですよね。もっと、もっとゴールを決めて、ゴールで納得させられるようにしたいです。(周囲との連係より、個人の打開力?)もちろんそうですね。個のところを上げるしかない。ちょっとした感覚もあるし、勢いもあると思います。

久保裕也(ゲント/ベルギー)

「競争は自分が成長していく糧になる」

 結果を出せるよう、これからはもっと成長していかないといけないと思いましたし、頑張っていきたいと思いました。

(同世代が結果を出したが)リオ世代が結果を残せたというのは、すごく刺激になりますし、糧になるとプラスにとらえていきたいです。(競争が活性化する?)競争は激しくなると思いますし、自分が成長していく糧になると思います。(悔しかった?)いや、チームが勝つことが大事なので。

(最終予選は貢献できた?)16年の11月からの参加で、最初から参加していないので。結果も2点しか取っていないので満足できないと思います。もっと貢献できるように頑張りたいです。

長友佑都(インテル/イタリア)

「若い選手もベテランも両面大事」

(ずっと出場していた本田や香川が出なかった。彼らの気持ちも理解できると思うが?)若い選手がこれだけ頑張ってくれて、今日も結果を残しましたけれど、圭佑や真司が出ていたらもっとコントロールできていただろうし、もっと落ち着かせる場面もあったと思います。結局、今日もオーストラリアにボールを持たれて回されている。後半もそうだし、そういうシーンがたくさんあったので、そこで圭佑とか真司がいたら、もっと落ち着かせてタメもできて、もっといいサッカーはできたのではないかなというのは個人的に思います。両面大事ですね。だからこれだけ若い選手が頑張ってベテランの僕らに刺激を与えて、僕らがまた悔しい思いをして頑張る。チームとしては最高なんじゃないですか。成長という意味ではね。

(戦い方もバリエーションも広がる?)もう相手からしたら最悪ですよね。真司も待っているし、圭佑も待っている、若い生きのいい選手も待っている。誰が出てくるんだという状況ですし、スタメンも実際にオーストラリアは今日は読めなかったと思うし。(こちらも読めなかった?)そうですね。僕自身も読めていないので(苦笑)。

(アルベルト・ザッケローニ監督の時はほぼ固定したメンバーだった?)そうですね。(ハリルホジッチ)監督もコンディションを重視するので、少しでもコンディションを落としたらもう外れるし。今日はたまたま出られたけれど、インテルに帰ったら厳しい競争が始まるし、そこで勝って試合に出続けないと日本代表でのプレーは難しいかなと感じています。

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