秋の最速王へ注目の一戦キーンランドC データ班の推奨穴馬はノボバカラ
スプリント路線の活躍馬を多く輩出
キーンランドC近6回の上位3着以内馬一覧(2010年以降の札幌開催)
表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
また、昨年1着のブランボヌールをはじめ、牝馬の好走が目立っているのもこのレースの特徴だ。牝馬が【5.2.2.23】で6回中5勝をあげ、連対率21.9%・複勝率28.1%と牡馬・セン馬を大きく上回っている。
人気順を見ると、1番人気馬は11年カレンチャンが勝利してから毎年3着以内に入っている。ただし、近3年は2・3着と勝ち切れていない。以下、2・3番人気馬が2勝ずつ、8番人気馬が1勝。2・3着馬には中位人気の馬も絡んでいるが、10番人気以下の激走はなかった。一昨年は1着ウキヨノカゼ、2着トーホウアマポーラと人気薄が好走し、馬連3万円台の波乱となったが、例年は堅めの決着が多い一戦となっている。
キーンランドCの所属別成績(2010年以降の札幌開催)
表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
対して、美浦所属の関東馬は一昨年のウキヨノカゼの1勝のみ。なお、好走した4頭はいずれも4番人気以下の伏兵だった。
キーンランドCの年齢別成績(2010年以降の札幌開催)
表3 【画像提供:JRA-VANデータラボ】
連対率・複勝率こそそれほど高くないが、注目しておきたいのは3歳馬。昨年はブランボヌール、シュウジが1・2着と好走。4着にもソルヴェイグが入っており、健闘が目立った。ソルヴェイグも含めて、3歳の好走馬はいずれも芝短距離の重賞を勝利した経歴があった。3歳馬がここで古馬と対戦して、スプリンターズSへと進むローテーションが確立されつつある。