地方大会の最多安打は?最多奪三振は? 今夏の甲子園を楽しむデータを紹介
防御率:秀岳館・田浦文丸ほか
甲子園3季連続ベスト4の秀岳館の田浦。2年春から甲子園を経験し、今夏の地方大会はリリーフとして14回3分の1を無失点に抑えた 【写真は共同】
10イニングを規定投球回に設定。自責点ではなく失点から算出したところ、7人が0.00を記録した。甲子園でも実績のある秀岳館・田浦は5試合全てにリリーフとして登板し、14回3分の1を無失点に抑えた。明豊・橋詰は地方大会決勝戦で完封勝利を挙げ、27アウト中18個をフライアウトで奪ったサイド右腕だ。
最多投球回:東筑・石田旭昇
2位:鈴木愛斗(滝川西)53回1/3
3位:北山亘基(京都成章)49回
最もイニング数を記録したのは東筑(福岡)のエース・石田。ひとりで7試合61回を投げ抜いた。2位の滝川西・鈴木、3位の京都成章・北山もほぼひとりで地方大会のマウンドを守った。
最多奪三振:京都成章・北山亘輝
2位:山下輝(木更津総合)47奪三振
3位:戸郷翔征(聖心ウルスラ)45奪三振
投球回でも3位に入った京都成章・北山が“奪三振王”に。140キロ台後半の速球と切れ味鋭い変化球のコンビネーションで三振の山を築いた。2位の木更津総合(千葉)の山下は187センチの長身サウスポー。3位の聖心ウルスラ(宮崎)・戸郷は140キロ台の速球を武器に同校を12年ぶり2回目の出場に導いた。
奪三振率:興南・宮城大弥
2位:青柳真珠(松商学園)11.94
3位:土合伸之輔(高岡商)11.88
1試合あたりの奪三振数を示す奪三振率。地方大会トップは1年生サウスポー、興南・宮城。22回3分の1を投げて34三振を奪った。中学時代にはU−15侍ジャパンに入った実力を早速発揮している。2位の松商学園・青柳は本格派右腕、3位の高岡商・土合はエースで主将の左腕でチームをけん引する。
2季連続甲子園出場を果たした高岡商の主将でエースの土合。地方大会では25回を投げて33奪三振。11.88と高い奪三振率を記録した 【写真は共同】