【RIZIN】プロ初戦を迎える野沢オークライヤー「試合に向けて100%で頑張る!」
30日のRIZINさいたまSA大会でプロデビュー戦を迎える野沢オークライヤー 【(C)RIZIN FF/Susumu Nagao】
9歳から空手を習い始め、昨年から柔術を学ぶと、プロの道に進むため大学を止めてトレーニングに専念。これまでアマチュアの試合で2勝を飾っているが、デビュー戦ではいきなり日本の格闘技の聖地・さいたまスーパーアリーナに立つことが決まった。
デビューを目前に控えた野沢オークライヤーに、試合に向けての意気込みを聞いた。
プロデビューということより、目の前の相手に集中
試合に向けて日本でキャンプを行ったと話す野沢。準備は万端だ 【スポーツナビ】
初めて日本でキャンプを行ったのですが、そこだけが今までと違います。基本的な内容は、ほかの試合と同じようにトレーニングをしてきました。
――キャンプはどれぐらいの期間行ったのでしょうか?
2カ月間キャンプをしてきたのですが、前半の1カ月はサンフランシスコのエルニーニョというジム。後半の1カ月は日本です。日本にはそれほどスパーリング相手がいないのですが、コーチと一緒に練習を積んでいます。
――練習内容としてはどんな部分を強化しましたか?
やはりスパーリングが多くなりました。対戦相手のシーナ・スター選手の動きを想定して行う内容が多かったです。試合前と試合がない時期で練習の長さは違いますが、今回は毎日トレーニングに打ち込み、今まで以上に準備しています。
――練習で追い込んでいると、プロデビューが近いなと感じることはありますか?
いえ、プロデビューが近いとか、プロになるということはそれほど意識していません。あまり考えてしまうとプレッシャーもかかりますし、試合のゴングが鳴ったら、プロだからということよりも、目の前の相手のことだけに集中します。
相手のシーナ・スターは「動きが読みづらい選手」
相手のシーナ・スターについては、動きが読めないと分析。それでも対策は十分立てている 【(C) RIZIN FF】
映像を見て研究しています。シーナ選手はすごくアグレッシブで、動きが普通のファイターとは違い、タイミングの取り方が難しいです。ボクシングのスタイルでもなく、ムエタイのスタイルでもなく、動きが読みづらいです。
――その動きの読みづらさに対してはどのような対策を考えていますか?
彼女の動きに一番効くのが、直線的な攻撃だと思っています。普通のフックを出したり、回し蹴りだと、どうしてもガードが空いてしまって、シーナ選手の上から繰り出される攻撃を受けてしまうかもしれません。ですから、私としては真っ直ぐ懐に入って、真っ直ぐな攻撃を加えるようにトレーニングしています。すでに試合のイメージができています。