なぜ倉持由香は馬券が当たるのか？

　週末の馬券を検討し始めるのは何曜日から？　また、1レースにどのくらい時間をかけるのか？

「金曜日頃ですかね。1レース10分くらいです！」

　馬券を決める時に一番重視しているポイントは何だろうか？

「ざっくり言うと勘ですね！(笑)　私、すごく運が良いんですよ。麻雀始めて1年くらいで、ライブストリーミング形式によるインターネットテレビ番組の“負ければすっぴん、勝てば100万円”というルールの麻雀番組『すっぴん麻雀』に出させて頂いたんですけど、ドラいっぱいになったり一発でツモったりで優勝して、100万円獲得したこともあって。。。運が良いだけなんです。本当に。運だけがやたら良い。だから自分の運を頼りにして買ってる感じです」

　運が良い。そこが自分のセールスポイントだと。だが、運だけではいけないと倉持は続けた。

「本当に他の予想家さんの的確で理論的なコメントを読むと、私の3行くらいしかない浅いコメントが恥ずかしくなりますね……。一応、頑張って勉強はしてるんですが……。予想を購入してくださってる方のためにもうちょっと良いコメントが書けるようにしたいです」

　具体的に◎を打つ馬と○を打つ馬と▲を打つ馬、どうやって決めているのだろうか？

「ふ、雰囲気です……本当にすみません(笑)真面目にやってるんです！　真面目に勘を働かせてるんですよ(笑)!!!」

　調教、馬体、血統、指数、馬場、ラップ、展開。いろいろな予想スタイルがあるが、今、気になっている予想スタイルはあるのだろうか？

「血統ですかね。最近、ゲームの『ウイニングポスト8』で競馬を勉強してるんですが、名前をつけると育ててる馬に愛着が湧きすぎて引退させる時に号泣しちゃうんですよ！(笑)。『オシリペンペンお疲れ様……獲れなかったレースはきっとペンペンの子どもが勝ってくれるからね!!』って思えたので、そういう血統のロマンを実際の競馬でも追いたくなりました。『お父さんが得意な距離だったから適性は〜〜〜』とかスラスラ予想の根拠を説明できるようになりたいですね。今のままだともし競馬番組に出ても何も喋れないんですよ！　全部『何となくです。勘です！』で終わっちゃうので……」

　倉持には自分の中で絶対にぶれないモットーがあるという。

「あと、これは馬券の買い方では無いんですけど、自分の中で『あぶく銭はすぐに使い切る！』というのをモットーにしています。麻雀の賞金100万円も皐月賞の100万円もすぐに欲しかった家電を買ったり、仲良しのグラドル友達とハワイ旅行に行ったり、事務所の後輩たちを連れて焼肉に行ったりで速攻使い切りました。安田記念の30万円も今月中には使いますよ！」

“金は天下の回り物”お金を使うことの重要性について、続けた。

「普段のお給料は殆ど貯金をしているので、その分、こういった時に入って来たあぶく銭は自分と、お世話になっている方々の為にパーっと使うようにしてるんです。そうするとまた入ってくるんですよ!!!　いつも支払いはカードでしてるんですが、家電を買ったりで大きい引き落としがある月になるとまた万馬券が当たるんですよね。本当に不思議なんですけど。残高が減らないように神様が調整してくれているのかな？と思ってます(笑)。経済と一緒に運を回していくイメージです。とにかくそこは徹底してます。万馬券を当てても絶対に貯金はしませんし、独り占めもしません。あと、よく税金の心配をされるんですが、もちろん税金は支払いますよ！　毎年きちんと確定申告しています。100万馬券の税金を払えるくらいには一応働いてるんです!!(笑)」

　6月11日にアメリカの三冠レース最終戦ベルモントSが行われ、日本のエピカリスが挑戦する。倉持の予想は。

「◎エピカリス、◯ルッキンアットリー、▲シニアインベストメント、△タップリット、☆ゴームリー、にしてみようかな？　完全に勘ですよ！　勘ですからね(笑)！　エピカリス頑張ってほしいなぁ」

　では、今週末の予想の意気込みを。

「本当にただの初心者の予想なので、あまり信じすぎないでくださいね。尻予想に乗っかっての購入は自己責任で！　外してもどうか怒らないでください。勘が冴えるように頑張りますので皆様よろしくお願いします！」

「運」や「勘」を強調していた倉持由香。だが、競馬をより深く知りたい、SNSを使って競馬の素晴らしさを広めたい、みんなと幸せを共有したい、という倉持由香の熱い競馬愛が、類い希なる「運」を引き寄せているのかもしれない。