エプソムCは今年も4歳馬が馬券の中心!? 5、6歳馬は軽視、穴なら7歳以上から

JRA-VANデータラボ
 春の東京開催のG1が終わり、残る上半期のG1は宝塚記念のみ。今週はG1がお休みで、重賞はG3のエプソムCとマーメイドSが行われる。今回は東のエプソムCを過去10年のデータを分析して検討してみたい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。

エプソムC出走馬の年齢別成績(過去10年)

表1 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 まずは過去10年のエプソムC出走馬の年齢別成績。4歳馬が【7.5.2.20】という好成績。出走頭数は5歳馬や6歳馬よりも少ないにもかかわらず、多くの好走馬を出している。勝率20.6%、連対率35.3%、複勝率41.2%は圧倒的な成績だ。5歳と6歳はさほど変わらないが、7歳以上はかなり厳しい。3着馬が4頭出ているだけで、連対馬が出ていない。次からは年齢別に過去の好走馬を調べていくことにする。

エプソムCで好走した4歳馬

表2 【画像提供:JRA-VANデータラボ】

 注目の4歳馬で過去に好走した馬を見ていく(表2参照)。昨年優勝のルージュバックをはじめ、ほぼ毎年のように好走馬を出している。エイシンヒカリやサトノアラジン、ジャスタウェイといった後のG1馬が多数いる点も興味深い。当日の人気は比較的上位馬が多い。1〜2番人気馬の好走が多く、二けた人気馬の好走はない。人気サイドだけに前走着順も全般的にいい馬が多い。前走重賞で連対している馬や、オープン特別や1600万クラスを勝っている馬が大半。そして、過去にオープンクラスの東京芝で好走実績があった馬が多かった。エイシンヒカリやトーセンレーヴはアイルラントTを優勝。ジャスタウェイは毎日王冠2着の実績があった。

 東京芝コースで実績がない馬は、前走重賞で連対か1600万クラス以上で勝っている馬がほとんどであり、このいずれかの条件を満たしている4歳馬が最有力と言える。

1/2ページ

著者プロフィール

新着記事

編集部ピックアップ

「最低限のスコア」西郷真央が日本勢最高3…

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント