【リアルジャパン】レジェンド王者・大谷が船木とV4戦 船木はリベンジと9カ月ぶり王座奪還誓う
船木と4度目の防衛戦が決定したレジェンド王者・大谷 【長谷川亮】
メインイベントは4月にスーパー・タイガーを破り3度目のレジェンド王座防衛を果たした王者・大谷晋二郎が、挑戦者に船木誠勝を迎える4度目のタイトル防衛戦。両者は昨年9月に当時の王者・船木に大谷が挑む逆の形で対戦し、大谷が船木を下して王座を奪取。今回は9カ月ぶりの再戦にして、船木にとってはリベンジと王座奪還を懸けての一戦となる。(文・長谷川亮)
大谷の苦言に船木「勝ってハッキリさせる」
大谷へのリベンジと王座奪回でフリー3年目へ弾みをつけたい船木 【長谷川亮】
挑戦権を得た喜びを素直にそう語った船木だが、王者・大谷はそこに噛みついていく。
「僕が王者になってから毎回挑戦者が佐山先生の指名で選ばれて、『選んでいただきありがとうございます』『挑戦させていただきます』と来ますが、僕のプロレス観ではそれはない。挑戦権って奪うものじゃないんですか? 今回も先ほど『選んでいただき』って言いましたね。その選ばれてうれしいという人任せな態度に非常に腹が立ちました」
大谷も「相思相愛」ベルトの死守誓う
「相思相愛」のベルト死守を誓う王者・大谷 【長谷川亮】
一方、大谷も前回の戦いは勝ちこそしたが後半の記憶がないため「リベンジの意味がちょっと含まれている」と言い、「今回きっちり記憶がある中で勝った時にプロレスラーとしても人としても成長できるんじゃないかと思う。なので成長するための踏み台になっていただきます」と返り討ちを宣言。さらに「このベルトは僕のもとから離れない」と話し、「相思相愛」と言うベルトの死守に揺るぎない覚悟を見せた。
スーパー猛虎vs.イタリアの種馬も
インパクトを伴う勝利でメーン超えを狙うスーパー・タイガーとロッキー川村 【長谷川亮】
対する川村は、「ロッキー川村は、いつでもどこでもロッキー川村の試合をするだけだ。1人でも何人でも掛かってこい、エイドリアン!」とスーパーに呼応するのか、あるいは我関せずであるのか真意は測りかねたが、この日も“ロッキー”を貫いた。
スーパーが「振り幅があって怖さもある選手だが、お互いの持ってない部分をぶつけて戦いたい」と語っても、やはりロッキーは「スーパー・タイガーはどこの誰よりも思いっきり殴れる相手。思いっきり俺のバルボアブローを顔面にぶち込んでやる」と、試合同様に独自のスタイルを崩さない。
スーパー猛虎vs.イタリアの種馬――両者試合内容とインパクトを伴う勝利で、メインで争われるレジェンド王座の次期挑戦者としてアピールすることはできるか。
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