【リアルジャパン】レジェンド王者・大谷が船木とV4戦 船木はリベンジと9カ月ぶり王座奪還誓う

リアルジャパンプロレス

船木と4度目の防衛戦が決定したレジェンド王者・大谷 【長谷川亮】

 リアルジャパンプロレス「初代タイガーマスク黄金伝説2017『LEGEND OF THE GOLD VII』」(6月29日、東京・後楽園ホール)の対戦カード発表会見が2日、都内・リアルジャパン本部で行われた。
 メインイベントは4月にスーパー・タイガーを破り3度目のレジェンド王座防衛を果たした王者・大谷晋二郎が、挑戦者に船木誠勝を迎える4度目のタイトル防衛戦。両者は昨年9月に当時の王者・船木に大谷が挑む逆の形で対戦し、大谷が船木を下して王座を奪取。今回は9カ月ぶりの再戦にして、船木にとってはリベンジと王座奪還を懸けての一戦となる。(文・長谷川亮)

大谷の苦言に船木「勝ってハッキリさせる」

大谷へのリベンジと王座奪回でフリー3年目へ弾みをつけたい船木 【長谷川亮】

「挑戦者に選んでいただいて本当にうれしく思います。大谷選手とはかれこれZERO1の世界ヘビー級チャンピオンシップも合わせて今回で3度目になります。前回、9カ月前の試合も内容では負けてないと思いますので、今回9カ月ぶりに胸を借りて、自分は来月でフリーになって2年になりますので、フリーになって初めて巻いたレジェンド王座のベルトをもう1度取り戻して、3年目に突入したいと思います」

 挑戦権を得た喜びを素直にそう語った船木だが、王者・大谷はそこに噛みついていく。

「僕が王者になってから毎回挑戦者が佐山先生の指名で選ばれて、『選んでいただきありがとうございます』『挑戦させていただきます』と来ますが、僕のプロレス観ではそれはない。挑戦権って奪うものじゃないんですか? 今回も先ほど『選んでいただき』って言いましたね。その選ばれてうれしいという人任せな態度に非常に腹が立ちました」

大谷も「相思相愛」ベルトの死守誓う

「相思相愛」のベルト死守を誓う王者・大谷 【長谷川亮】

 大谷の発言に会見は緊張が走ったが、当の船木は「考え方の違いだと思います。自分はずっとこの形でやってきたし、本当に選んでもらってありがたい。逆に考えの違う人同士の戦いの方が観る側は面白いと思う。自分もその方がやりやすいし、勝ってハッキリさせる。それだけです」と熱くなることなくクールに受け流した。

 一方、大谷も前回の戦いは勝ちこそしたが後半の記憶がないため「リベンジの意味がちょっと含まれている」と言い、「今回きっちり記憶がある中で勝った時にプロレスラーとしても人としても成長できるんじゃないかと思う。なので成長するための踏み台になっていただきます」と返り討ちを宣言。さらに「このベルトは僕のもとから離れない」と話し、「相思相愛」と言うベルトの死守に揺るぎない覚悟を見せた。

スーパー猛虎vs.イタリアの種馬も

インパクトを伴う勝利でメーン超えを狙うスーパー・タイガーとロッキー川村 【長谷川亮】

 また、大会ではセミファイナルでスーパー・タイガーとロッキー川村の対戦も決定。ともに高い格闘能力を持つ2人だが、スーパーは「ただの格闘技戦にするつもりはありません。僕の中では格闘技を超越したところにあるプロフェッショナルレスリングを持っていきたい。僕自身が持つプロレスに対する思いをリングにぶつけたい」と、格闘技を超えたストロングスタイルを見せると試合の意気込みを語る。

 対する川村は、「ロッキー川村は、いつでもどこでもロッキー川村の試合をするだけだ。1人でも何人でも掛かってこい、エイドリアン!」とスーパーに呼応するのか、あるいは我関せずであるのか真意は測りかねたが、この日も“ロッキー”を貫いた。

 スーパーが「振り幅があって怖さもある選手だが、お互いの持ってない部分をぶつけて戦いたい」と語っても、やはりロッキーは「スーパー・タイガーはどこの誰よりも思いっきり殴れる相手。思いっきり俺のバルボアブローを顔面にぶち込んでやる」と、試合同様に独自のスタイルを崩さない。

 スーパー猛虎vs.イタリアの種馬――両者試合内容とインパクトを伴う勝利で、メインで争われるレジェンド王座の次期挑戦者としてアピールすることはできるか。
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