【新日本プロレス】ヒロムが宿敵リーに敗れ凱旋後初黒星 田口が金丸にリベンジ KUSHIDAは屈辱敗

高木裕美

KUSHIDAも黒星スタート BOSJ卒業のライガーも敗戦

KUSHIDAはデスペラードに屈辱の敗戦 【写真:SHUHEI YOKOTA】

 ジュニアの頂点への返り咲きを誓うKUSHIDAは、初戦でエル・デスペラードに敗れ、厳しいスタートとなった。

 今年の1.4東京ドーム、4.9両国と、ヒロムに屈辱の2連敗を喫したKUSHIDA。だが、5.14米国フィラデルフィア大会で、スカルを破りROH世界TV王者となって凱旋。このSUPERJr.で逆襲ののろしを上げるはずだった。

 だが、いきなりの奇襲攻撃でペースを乱されると、なおもボールペンを顔面に突き立てられたり、Tシャツを使ったチョーク攻撃などにもん絶。それでも、飛びつき式腕十字固めからホバーボードロックで捕獲し、デスペラードにタップさせるも、レフェリーが失神して不在のためノーカウント。KUSHIDAがレフェリーの蘇生を試みる間に、デスペラードが本部席からベルトを持ち出し、この上にKUSHIDAを叩きつけると、さらにギターラ・デ・アンヘルを炸裂。KUSHIDAが屈辱の3カウントを献上してしまった。

 今大会を最後にSUPERJr.卒業を明言している獣神サンダー・ライガーは、第1試合でTAKAみちのくと対戦。ベテラン対決はTAKAに軍配が上がった。

 大歓声に迎えられたライガーは、スライディングキック、トペコンヒーロ、ケブラドーラコンヒーロなどの得意技を繰り出すと、TAKAのジャストフェースロックをギブアップ寸前でこらえ、空中胴絞め落とし、ライガーボムまで炸裂。だが、これをカウント2でしのいだTAKAが、サミングからのヘビーキラーで3カウントを奪取。敗れたライガーは、四方に礼をしてからリングを降りた。

ベストオブスーパージュニア卒業を明言していたライガーはTAKAに破れ黒星スタート 【写真:SHUHEI YOKOTA】

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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