【リアルジャパン】 青柳総裁率いる魔世軍が強襲 タカ・クノウは怒りの“再教育”宣言
公開練習中のタカ・クノウを襲撃した青柳政司総裁率いる魔世軍 【写真:リアルジャパンプロレス】
タカは倉島信行とタッグを組み、魔世軍5号アレクサンダー大塚&魔世軍8号佐野巧真と対戦する。この日は翌日のドラディション後楽園大会に控えるため倉島は欠席となったが、タカはグラップリング世界王者の本領を発揮し、パートナーの手足を関節技で次々に極め好調さをアピール。試合へ向けて不安のない仕上がりを感じさせた。
魔世軍3号、7号KENSOが乱入
【写真:リアルジャパンプロレス】
「道場なので土足はやめてください。ここは人の道場ですよ。試合は来週でしょう」と常識的に対応したタカだが、靴で道場に踏み入る魔世軍にこの抗議が到底通るはずもなく、リアルジャパン平井丈雅社長ともども組み伏せられる。
リアルジャパン道場を鎮圧した青柳総裁は「おい平井、27日まで待てないから今日来たんだよ。27日は魔世軍のメンバーで試合をメチャクチャにしてやる。梶原(一騎)先生は言ってたよ。『青柳、お前がプロレスをやるんだったらタイガーのところへ行って暴れてこい』って。これを実現するからな」と、この日は不在であった初代タイガーにメッセージ。そして公開練習に乱入しての暴挙を終えると、あとは意気揚々と引き上げた。
青柳総裁は100号まで魔世軍増殖予告
魔世軍3号と魔世軍7号KENSOを引き連れ乱入 【写真:リアルジャパンプロレス】
追い掛けた報道陣に道場外でキャッチされ取材に応じた青柳総裁はすでに落ち着きを取り戻しており、紳士的に対応。
だが「タイガーは梶原一騎さんの劇画から出て、私も梶原さんとは親交が深かったから『試合をやるならタイガーとやるといいよ』ってよく言われていました。こういう形になりましたけど、今がチャンスかなと思って。いずれタイガーがカムバックすると思うので、魔世軍は勝っても負けてもどんどん刺客を送り込む。魔世軍は逃げない。覚悟しておけ」と、ここでもメッセージを通達した。
さらに現在は8号までいる魔世軍だが、「100号まで行こうと思ってる。プロレス界を面白くするのは魔世軍。こういう軍団は今までたくさん出てきたかもしれないけど、今回は半端じゃない」と青柳総裁は怪気炎。「今は団体が多いけど、ただ多いだけでプロレスごっこをやっているだけではいかん。やっぱりプロレスにはヒールとベビーフェイスがあって、熱い熱い昔のプロレスを魔世軍はやっていく。魔世軍が業界を牛耳るぐらいの気持ちを持って命を懸けてやる」と続け、交通事故で一度は引退しながらそこから戻ってきた強い執念を感じさせた。
普段は温厚なタカも怒り心頭
普段は温厚なタカも「俺がやってやります、あんな礼儀のない奴ら」と怒り心頭 【写真:リアルジャパンプロレス】
タカは「今回は2人(大塚と佐野)とやりますけど、まだあと2人(3号とKENSO)残ってますから、借りは返さないといけない。でも今回で完膚なきまでにやってやれば向こうも力の差が分かるでしょうから、そのような戦いをしたいと思います」と言葉こそ丁寧だったがすっかり本気モード。「彼らはちょっと行儀が悪いので、今回の2人も教育してやらないといけないと思います」と、得意の寝技技術を全開にしての戦いを予感させた。
「タイガーの首を獲るまで刺客を送り続ける」という青柳総裁は、去り際に「これが始まり」と告げ、抗争開始を宣言。ストロングスタイルを標榜するリアルジャパンに魔世軍が不穏な空気を持ち込むこととなった。
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