世界一豪華な競馬開催、ドバイWCナイト 合田直弘氏が馬券対象の3競走を展望
前年覇者ポストポンドを今年も信頼
7頭という手頃な頭数になったゆえ、各馬の能力が存分に発揮される競馬となりそうだが、ここもドバイターフ同様、能力上位馬の中に、ここがシーズンの始動戦となる馬がいて、これから秋まで長いシーズンが待ち受けている中、どこまできっちりと仕上がって出てくるかが、大きなポイントとなる。
ドバイシーマクラシック連覇を狙うポストポンドを信頼(撮影:高橋正和) 【netkeiba.com】
それだけに、馬券の軸としては、昨年同様に前哨戦のG2ドバイシティオヴゴールドを叩いたポストポンド(牡6、父ドゥバウィ)を信頼したくなるわけだ。前走の負けは、直線で進路が狭くなったことが敗因で、むしろ、あれだけ分厚く敷かれたゴドルフィン包囲網をよくぞかいくぐって2着に来たものだと感心する内容だった。
能力的に見て、ポストポンドを撃破する可能性があるのが、管理するJ・ゴスデン師が今季非常に大きな期待を寄せているジャックホブス(牡5、父ホーリング)である。伯楽が、G1愛ダービーを獲った3歳時から、「古馬になったらもっと良くなる」と繰り返していただけに、配当次第ではこの馬の単勝も勝っておきたい気がする。牝馬の好走例も少なくないレースだけに、セブンスヘヴン(牝4、父ガリレオ)もノーマークにはしたくない。
ステイゴールドのようにサウンズオブアースがドバイで覚醒するか 【netkeiba.com】