サッカー日本代表は２３日（現地時間）、ハッザーア・ビンザーイド・スタジアムでワールドカップ（Ｗ杯）アジア最終予選ＵＡＥ戦に臨む。試合を翌日に控えた２２日、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が会見に臨んだ。

　日本はここまで３勝１分け１敗で勝ち点１０の２位に位置しているが、４位ＵＡＥとの勝ち点差はわずか１しかない。ハリルホジッチ監督は「日本にとっても、ＵＡＥにとっても難しい試合となるが、ここには勝つためにきた」と勝利を目指す姿勢を示した。

　また、離脱した長谷部誠に代わるキャプテン候補としては、「何人かに可能性があるので、今夜それを決める」と語り、候補として吉田麻也、森重真人、長友佑都の名前を挙げた。

　両チームにとって大事な一戦になる。もちろん２チームとも勝ちたいはずだ。日本にとっても、ＵＡＥにとっても難しい試合となるが、ここには勝つためにきた。簡単な仕事ではないが、しっかりと準備をする。

──明日キャプテンマークは誰が巻くのか？

　候補となる選手は何人かいる。麻也かもしれないし、森重かもしれない。佑都かもしれない。何人かに可能性があるので、今夜それを決める。明日の試合のためには重要だ。まずは選手とディスカッションして決めたいと思うが、１人だけではない。経験がたくさん必要な試合になるので、何人かのキャプテンが要る。

──Ｗ杯予選を突破できる可能性は？（外国人記者）

　４つのチームに突破できる可能性がある。最後まで戦うことになるだろう。最終節の前まで、どのチームが突破をするのか分からないような展開になるだろう。

──限られた時間のなかでの準備だが、選手のフィジカルとメンタルは満足のいく状態に仕上がったのか？（田村修一／フリーランス）

　本当に時間は短かった。２回しかトレーニングがない。ただ、こうやってやるしかない。この試合の重要性を選手がしっかりと意識するしかない。全員で明日の戦いに向けて準備している段階だ。

──日本で行われた試合ではＵＡＥに敗れたが、それを避けるためにはどうするのか？（外国人記者）

　まずは正当ではないレフェリングは避けたい。お分かりだろうか？　私はそう期待している。

──明日の主審はラフシャン・イルマトフ氏と言われている。彼のジャッジにどんな印象を持っている？（六川亨／フリーランス）

　審判に関してはあまり話したくない。明日の審判を信頼している。ＵＡＥが素晴らしいチームなのでそこに集中したい。クオリティーのある素晴らしいチームだ。（審判には）正確な笛を吹いてほしいとただ願うだけだ。Ｗ杯に行くための決定的な試合になるかもしれないので、そこはお願いしたい。

──ボランチの選択で重視するポイントを教えてほしい。経験なのか、それとも組み合わせなのか？（元川悦子／フリーランス）

　長谷部の不在はわれわれにとって少し不利に働くだろうが、仲間が全員で彼の穴を埋めようとしている。われわれが優先して集中することが大事だ。強い気持ちを持って準備をする必要がある。野心と希望を持ってだ。

──ボランチの今野泰幸、山口蛍、高萩洋次郎は先日のＷ杯最終予選や１５年アジアカップのＵＡＥ戦に出場していない。どういう基準で選考するのか。また、経験という意味での影響をどう考えるか？（河治良幸／フリーランス）

　１人のキャプテンに集中しているわけではない。先ほどこの試合には２〜３人のキャプテンがいると言った。もちろん、経験がある選手もいるし、役割を果たしてもらわなければならない。

　今夜、何人かの選手と話しをする。いろいろなゾーンの選手がいる。１人がキャプテンマークを巻くとしても、チームには２〜３人のキャプテンがいると思ってほしい。前と真ん中と後ろのキャプテンがいるということだ。

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