【ボクシング】日本ボクシング界に復帰した「亀田家」の野望 復帰戦勝利の和毅「次にでも」世界挑戦アピール
Sバンタム級に上げ世界王者返り咲きを狙う和毅
減量苦からSバンタム級に階級を上げ世界王者返り咲きを狙う和毅 【写真:Yanomori tomoaki】
体重増も身上のスピードは健在
フィジカルトレーニングでの体重増も身上のスピードは健在 【写真:Yanomori tomoaki】
体が重くなった影響で身上のスピードが鈍くなるのではないかとも思われたがスピードに乗せた左ジャブを飛ばし、序盤からタワッチャイにプレッシャーをかけて出た。
タワッチャイの動きは悪くはなく、時折潜り込んでは右フックを打っていく。3回には右ストレートを和毅にヒットしてみせたが、びくともせず和毅がプレッシャーをかけ直すと、再びリングを周回する。和毅を脅かす選手にはとても見えない。
右ストレートでダウン奪取の収穫も
「あまりない」という右ストレートを直撃させてダウンを奪う収穫も 【写真:Yanomori tomoaki】
興毅氏のKO指令もとどめは刺せず
KOを狙い猛ラッシュもとどめを刺せず 【写真:Yanomori tomoaki】
金平会長「和毅の準備はできている」
「チャンスがあれば次にでもタイトルマッチをやりたい」と世界挑戦もアピール 【写真:Yanomori tomoaki】
そして「これでIBFランキングにも入ると思うし、交渉事ですが、チャンスがあれば次にでもタイトルマッチをやりたい」と世界挑戦もアピール。現在のスーパーバンタム級の情勢は、IBFの小國のほかWBAがスーパー王者ギジェルモ・リゴンドウ(キューバ)とレギュラー王者ネオマール・セルメーニョ(ベネズエラ)を擁し、WBCは29戦全勝のレイ・バルガス(メキシコ)、WBOはジェシー・マグダレノ(米国)が君臨している。防衛戦を控える王者もいて、直近ではWBAのセルメーニョが4月9日大阪で久保隼(真正)の挑戦を受けることが決まっている。WBAで4位につける和毅にしても大いに気になる試合である。
金平会長は依然ターゲットを明言していないが、「今日の試合を見ても(和毅の)準備はできていることが分かった」というから早期の実現を狙って動くはず。「(次戦で)直接行くかもしれない」(金平会長)とのことだ。
【写真:Yanomori tomoaki】