小久保監督「打ったとこを見てなくて…」 オーストラリアvs.日本の試合後会見
菅野「忘れられない1日になった」
――今日の投球を振り返って?
最初の失点は2アウトからの長打だったので反省しなくちゃいけない。できれば5イニングをしっかりと投げ切ることを一つの目標としてマウンドに立ったので……。でもチームがしっかり勝ち越してくれていい形で勝てたので、次へのステップにして、また次に臨みたいと思います。
――自身初となったWBCのマウンドの感想は?
いつも東京ドームのマウンドには立ち慣れているんですけど、今日は独特の雰囲気の中で投げることができて、自分の野球人生にとっても忘れられない1日になったと思いますし、この経験が自分の野球キャリアにおいてプラスになることは間違いないと改めて実感しました。
――オーストラリアのディーブル監督が菅野投手の投球を評価していた。国際舞台での新たな発見はあった?
そう言ってもらえることは大変光栄ですけど、まだまだできると思っていますし、オーストラリア打線も思ったよりも振れていましたし、ボールの見極めも良かった。いいバッターと対戦できる数少ないチャンスなので、これからもどんどん強い相手になって来ると思いますけど、今までやってきたことを信じて結果を出していきたいと思います。
――この先の登板に向けて?
昨日のキューバ戦同様にオーストラリア打線も、今までにないような打球で、強化試合、壮行試合よりも振れていた。一発勝負なので何が起こるか分からないので、しっかり気を引き締めて、今日みたいにみんなが自分の力を発揮すれば、1点で凌げることも証明できたと思う。みんなで力を合わせてやっていきたいです。
中田「本塁打の感触は良くなかった」
――待望の初ヒットがホームランだったが、あの打席を振り返って?
菅野がすごく一生懸命粘り強く投げてくれていたので、2点目は絶対にこっちが先に取ってやろうという気持ちで打席に立ちました。
――打った瞬間の感触は?
バットの先っぽで感触はあんまり良くなかったんですけど、打った瞬間行ってくれと願っていた。行ってくれて良かったと思います。
――鈴木(誠也)選手が先にヒットが出て、今大会での無安打の打者が中田選手のみになったが、そういう面でのプレッシャーは感じていたか?
はい。試合前に、(鈴木)誠也と2人でどっちが先に打つか勝負だなという会話をしていた。シーズンもそうですけど、こういうのはやっぱり自分が一番最後だなと思って、誠也のヒットを見ていました。
――初球打ちだったが、国際試合での経験値が生きた部分があったのか?
どうですかね。ピッチャーの球質であったり、球のクセだったりが情報としてないので。結果が出ていない時はやっぱりボールを見ようとし過ぎてしまう部分がある。あの打席は初球から自分の持ち味であるフルスイングをしていこうと思っていた。それがああいう形でハマってくれたのかなと思います。
――今後に向けて?
周りが今すごく状態のいいバッターが多いので、その波に自分も乗って、今日のホームランをいいキッカケにして、これからどんどん暴れたいと思います。
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