大学生とストリートボーラーの真剣勝負 非日常なバスケイベント「TSC」の魅力
一夜限りのスペシャル5on5
昨年に初めて開催され、大盛況だった5on5のストリートボールゲーム「TSC」 【写真:@TANA_WIZARD】
明成高でウインターカップ3連覇の偉業を成し遂げた八村塁(ゴンザガ大)も参加経験を持つ、世界中でトップレベルの高校生だけがプレーすることを許されたスペシャルマッチ「JORDAN BRAND CLASSIC」にインスパイアされた本イベントを仕掛けるのは、ストリートボールリーグ「SOMECITY」のオーガナイザーであり、ストリートボールブランドballaholicディレクターを務めるTANA。
「2016年を通じて活躍した選りすぐりのボーラーだけがコートに立てるプレミアイベントにしたい」という趣旨のもと、ballaholicがピックアップしたストリートボール選抜と、日本バスケ界の将来を担う大学バスケ選抜が一夜限りの5on5スペシャルワンマッチを行うことになった。出場ボーラー発表前にもかかわらず、何と3日で1000枚のチケットがソールドアウト。オーディエンスの期待の高さがうかがえる。
非日常的なバスケットボール・ゲーム
ムーディーにライトアップされたコート、ハーフタイムに行われる1on1バトル(オフェンスが成功した場合は得点に加算)、ゲーム展開に応じてプレイするDJ、バッドプレーには容赦ないディスを、グッドプレーには惜しみない称賛を送るMC。どれをとっても普段皆さんが目にしているバスケットボールとは異なるだろう。
さらに当日使用されるゲームウェアとボールは、「この一年で一番カッコ良いモノを見せたいし、出場してくれる大学生にも何か良いスパイスを与えたい」(TANA)と、この特別な1日のためだけにballaholicがサプライする特別仕様。正しく、非日常なバスケットボール・ゲームといえよう。
一瞬で観客が沸騰した昨年のTSC
ゲームは、自力に勝る大学選抜がストリート選抜を退けて勝利。日本代表候補・馬場雄大(当時筑波大3年)が見舞った4本のダンクシュート、ユニバーシアード日本代表・満田丈太郎(当時筑波大3年)のブロックショット、岡本のアンクルブレイクなど、数々のハイライトシーンが生まれた。