サトノダイヤモンド世代4歳勢の実力は? 最強寒波を吹き飛ばす、日経新春杯座談会

競馬専門紙「優馬」

本紙◎モンドインテロを筆頭に 古豪たちも黙っちゃいない

明け5歳世代、キタサンブラックと同期のモンドインテロ(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

デスク「そんなイキのいい4歳勢に待ったをかけるのが、モンドインテロだと、本紙田崎は見たわけだな」

田崎「ここで5歳以上の馬の存在感が薄いことは否めませんが、モンドインテロに関しては話が別でしょう。ここまでの重賞では一押しを欠く内容ですが、それでも近走の差は僅かなものです。2戦2勝と相性の良さを誇る京都で、鮮やかな騎乗ぶりも目立つシュミノー騎手なら、ここで壁を破るシーンも十分に考えられます」

吉田「長くいい脚を使えるタイプで、前走のステイヤーズSにしても、上がりタイムは同じやった勝ち馬との差は、道中の位置取りの差だけや思います。札幌日経オープンで、この馬に全く歯が立たなかったツクバアズマオーの活躍ぶりを見ても、能力レベルの高さがわかるんとちゃいますか」

大江原モンドインテロの前走については、陣営も勝ちを意識して臨んでいたんだけど、最後に脚色が鈍ってしまったあたり、3600mは微妙に長く“力負けではなく距離適性の差”と見ているんだよ。重賞も勝っていないのに56.5キロのハンデを課せられて、手塚師は不満気だったけど、期待が大きいのは確か。後は当日の馬場状態が鍵となるが、稍重ぐらいまでなら割り引く必要はないと思うぞ」

加茂「ハンデの話で言えば、レーヴミストラルの58キロもかわいそうや。昨年が56キロで勝ったんやから仕方ないと言えば仕方ないんやが、ただ、加えての久々で人気がなくなるのは、買う側にとってみればはおいしいかも」

広田「前走の天皇賞は、一息入っていた上に転厩初戦だったこともあって、陣営も手探りでの仕上げだったようですが、それに比べて今回が長い休養明けとなっても、十分リフレッシュできたことで、前走と比べても雲泥のデキのようですよ。入念に乗り込んで、体もキッチリできているので、あとはレース勘がどうかだけでしょうね」

桜井ヤマカツライデンも短期の放牧明けとなりますが、当初からここを目標に入念に乗り込まれてきましたし、年末から唸るような動きを見せて、状態は絶好と言えますね。あとは、力関係や展開、ということになりますが、上がりを要する決着になればチャンスはあると思いますよ」

デスク「あと、老体にムチを打って頑張る自分のような存在のダコールはどうよ。福田はん」

福田「中竹師に言わせると“跳びハネたりする気性の激しさは、年齢を重ねても変わらない”とのことや。昨年が4着、一昨年も5着だったように、前走のマイルよりは適性がある距離やけど、実績ほど道悪が得意な馬でもないやさかい、天気が心配やね。ここで善戦して、弾みを付けて次の小倉大賞典へ、ちゅうところやろか」

木谷「先週のシンザン記念は◎キョウヘイで見事的中のデスクでしたが、僕の本命馬がハイペースで逃げてアシストしたことには感謝してくださいよ。というわけで今週は逃げ馬ではなく直線勝負のアクションスターで誰かのアシスト待ちに徹します。で、まさか今回は本気でダコールを買うつもりなんですか、デスク」

デスク「福田はんの“やめといた方がエエで”ニュアンスには逆らえないし、応援と馬券は違うわい。ここはモンドインテロが軸で、相手に4歳の人気馬4頭。本紙田崎を道連れに、今週も当てちゃうぞ」

木谷「何か“道連れ”って、悪い方の意味に聞こえるんですが。特にデスクから発せられると……」

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著者プロフィール

競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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