<国内男子ゴルフ>欧州で6季連続シードの川村も桂川を祝福「おめでとう。よろしくね」

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
チーム・協会

【桂川を祝福する川村(左)おめでとう、そしてよろしく】

※リンク先は外部サイトの場合があります

■欧州・日本共催「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」4月25日ー28日・総額約3億円(優勝約5400万円)/ 太平洋クラブ御殿場コース(静岡県)7262yard・par70 / ▼25日大会最終日

最終日も悲願の富士が出た。
川村昌弘(かわむら・まさひろ)は“年イチ”の日本ツアーを通算11アンダーの7位タイで戦い終えた。

3打差の8位タイから出た最終日は、2バーディ1ボギーの「69」。
「大きなチャンスを作れるようなショットメイキングじゃなかった」と、伸ばしきれずに終わったのは悔しい。

また欧州初制覇には届かなかった。

でも、朝のうちは、開幕前から欧州ツアーの選手に宣伝してまわった美しい富士山が顔を出してくれたし、何より年に一度の日本ツアーで昨年は、予選落ちでがっかりさせた地元三重県の応援団に週末のV争いで報えたことは嬉しかった。

川村が6季連続シードを続ける欧州・DPワールドツアーは一昨年から日本ツアーに門戸を開き、前年の賞金の上位3人につけた若い子たちが入れ替わりでやってくるようになった。

昨年の久常涼に続いて、今年は星野陸也と中島啓太、そして今週の日本開催では桂川有人が欧州初制覇。

仲間に加わることになった。

いつもなら、プレー後にすぐ家族らのもとに向かうが、きょうはしばらくスコア提出所の前で待機。

後ろの組で、もみくちゃになりながら上がってきた桂川に歩み寄り「おめでとう。これからよろしくね」と、祝福と参戦を歓迎をした。

近頃は、欧州ツアーで日本選手の相談役みたいになっている。
桂川は「ヨーロッパにまだほとんど行ったことがない。チケットの取り方とか全然わからない」と、不安がったが川村は、「何も心配ないと思います」と、優しく言う。

「日本で1年だけやって、すぐアメリカに行く子なんで。もっと過酷なツアーで、1年間戦ってきている」。

昨季、米二部ツアーに参戦した桂川について、「伝説になっている」と、川村が明かすのは、桂川がPGAツアーの「ジョンディアクラシック」の予選会に挑戦したときのこと。
自ら、キャディバッグを担いでラウンドして本戦突破。
さらに本戦の予選も突破。

「行きたい行きたいという子はいっぱいいますけど、ほんとに行った子ってそんなにいないと思うので。自ら行動した子がチャンスをつかむと思う」と、評価する。
「僕が教えることなんてないと思う」と言う川村を、みんな頼りにしている。

年下たちの世話を焼き、年下たちの快挙を心から祝福し、どんな苦難も笑いに変えて頑張ってきた。

この足で次は中国に飛ぶ。
「僕はまた、まずは4日間こつこつやって」。
毎週、国をまたぐ旅は7季目に入った。
川村にも吉報が舞い込むことを、JGTOスタッフも心から願っている。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)が運営する公式サイトです。 男子プロゴルフツアーの大会スケジュールや試合のLIVE速報、試合結果、選手のランキングデータの情報はもちろん、各試合の最新ニュースやトピックス等をお届けします。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント