マリア・ミッキー不安ありで記者の◎は…オンナの戦い!エリザベス女王杯座談会
この馬で密かに一発を TMイチ押しの穴馬は
西田「私は、その人気の差ほど実力に開きはないと思えるシュンドルボンで穴を狙います。昨年は7着だったとはいえ、外枠で前に壁が作れずに外目を回りながらのコンマ2秒差で、不得手な稍重馬場でよく健闘しました。前走の府中牝馬Sは、位置取りが後ろになった上での超スローで不完全燃焼の競馬でしたが、陣営によると“追い切りでの反応がモサモサしていた”とのことで、久々の影響もあったと言えます。対してこの中間は、矢野英師も驚いていたほど動きが一変していますし、昨年よりも間違いなくパワーアップして臨めるなら、勝負になっていい計算ですよ」
吉田「春までは条件馬やったから実績面では見劣るヒルノマテーラですけど、休み明けの前走でも牡馬相手に完勝したのは地力アップの証しや思います。気性的にもたたいて良くなるタイプやし、中1週でも大きな上積みが見込めるここは、一発あってエエんやないかと」
福田「前走に関して、昆師は“7〜8分の状態で結果を出した”と。“晩成系の血筋でようやく良くなってきた。距離の融通も利く”とのことや。前走の結果いかんにかかわらず、ここへの挑戦は決めていたそうやけど、通用するかどうかより、一線級相手で現時点での力を見てみる機会と捉えている雰囲気やったな」
持木「僕はまだデンコウアンジュを諦めていませんよ。出遅れて致命的な位置取りになってしまった前走の秋華賞は、もう何度目になるか分かりませんが“参考外”です。とにかく、デキだけはどの馬にも見劣りしないほど好状態をキープしているので、今回ダメだったらきれいさっぱりと諦めますが」
久光「あと、穴中の穴として、マキシマムドパリの名を挙げておきます。準オープンの身で人気がないのは当然ですが、この馬の最大のセールスポイントは、相手なりに崩れないところですからね。GIの舞台でも、ひょっとすると、ひょっとしますよ」
デスク「俺が気になる馬では、まだアスカビレンの名前が挙がってこないんだが」
菅「昨年の秋華賞ではコンマ3秒差に健闘している馬ですから、可能性は十分ありますね。ここへきて長距離輸送の克服など、陣営は“精神面での大きな成長”をアピールしていましたよ」
木谷「実は、僕もアスカビレンを狙っているんですよ。その昨年の秋華賞では、勝ったミッキークイーンに並びかける見せ場もあったほどですし、前走も良い競馬をしてました。それになんと言ってもこの馬のオーナー・神田紘爾さんは美空ひばりさんの『愛燦燦』の作詞作曲やアニメ『銀河英雄伝説』のエンディングなどで有名な歌手で作詞・作曲家の小椋佳さんなんですよ。京都のGIで、オーナーが歌手のブラックタイド産駒……、これはそろいましたね」
デスク「おいおい、小椋佳と言えば『シクラメンのかほり』や『めまい』だろうに。アニメのエンディングなんか、知らんわ」
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