世界一の要因は「投手を含めた守り」 侍ジャパンU−23代表、優勝帰国会見

ベースボール・タイムズ

野球のU−23W杯で優勝して帰国し、記者会見後にポーズをとる(左から)本田、三好、真砂、斎藤雅樹監督 【写真は共同】

 メキシコ・モンテレイで開催された「第1回 WBSC U−23ベースボールワールドカップ」で初代王者に輝いた侍ジャパンU−23代表が9日、空路で帰国。成田空港で行われた記者会見に斎藤雅樹監督を筆頭に、主将の三好匠(東北楽天)、大会MVPの真砂勇介(福岡ソフトバンク)、エース級の働きを見せた本田圭佑(埼玉西武)の4名が出席し、それぞれ優勝の喜びを語った。

「日本のレベルが非常に高かった」

――まずは監督から一言お願いします。

斎藤監督 選手の頑張りで、優勝することができました。みんなを褒めてあげてください。

――初代チャンピオンとなった勝因は?

斎藤監督 このチームはピッチャーを含めた守りが良くてですね、失点しないで少ないチャンスをモノにして勝てたという感じです。

――監督自身、国際大会で世界一を目指すのは初めてだったと思いますが?

斎藤監督 相手の力量がわからなかったので、予選リーグをやりながら自分たちのレベルと比較しながら、予選をやっていくうちに日本のレベルが非常に高いなということがわかったので、これはいけるぞという感じはしていました。

――国内合宿から監督は選手に“元気ハツラツ”なプレーを求められました。大会を通じて選手たちを指導するにあたって、いつも心掛けていたことはありましたか?

斎藤監督 初日に言ったんですが、23歳以下ということは君たちは一番若いわけだから、“元気ハツラツ”を持って、それだけは貫いていこうということは言いました。

4番・真砂はMVPに「光栄な賞」

――真砂選手は大会MVPに輝きましたが?

真砂 すごく光栄な賞をいただいたので、本当にうれしく思いますし、何よりチームが優勝できたので、すごく喜びを感じています。

――大会を通じて4番を務めましたが、国際大会での手応えはありましたか?

真砂 初めは4番という立場に対してすごくプレッシャーや不安があったんですけど、試合をするにつれて僕がどうチームに影響を与えられればいいかを考えた結果、4番というのは僕の場合はつないで後ろに回すという役割が大事だなと感じたので、それがいい結果につながったんだと思います。

――三好キャプテンはU−21の大会を経験されていますが、今回のチームはどんなチームだったでしょうか?

三好 キャプテンをやらしてもらったんですけど、一人ひとりがすごくチームを引っぱってくれて、チームワークも良かったですし、すごく元気なチームだと思います。

――大会を通じて接戦が続きましたが、この試合でチームが一つになった、結束したという試合があれば教えてください。

三好 初戦からずっと試合をしていくうちにチームがまとまっていったというのを感じていました。1試合1試合やっていくうちにまとまっていったと思います。

――本田投手は今大会でチーム最多のイニング数を投げましたが?

本田 先発として投げさせてもらったんで、長いイニングを投げられればチームの勝利に近づきますし、貢献できると思っていました。結果、一番多く投げられたので良かったと思います。

――先発で2試合、決勝戦ではリリーフ登板もありました。ご自身で手応えは感じていましたか?

本田 大会を通じて1失点だけでした。そんなに抑えられると思ってなかったので、結果に対してはすごい自信になります。

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著者プロフィール

プロ野球の”いま”を伝える野球専門誌。年4回『季刊ベースボール・タイムズ』を発行し、現在は『vol.41 2019冬号』が絶賛発売中。毎年2月に増刊号として発行される選手名鑑『プロ野球プレイヤーズファイル』も好評。今年もさらにスケールアップした内容で発行を予定している。

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