スワディ監督　ご存知のようにイラクは２試合に負けたが、明日の日本戦を含めて、まだチャンスはあると思う。他のチームの弱点を理解できたので、それを生かしながら明日はプレーしたいと思う。

カディム　この予選は非常に重要であり、それは明日の試合についても変わらない。２試合とも失点しているが、それにめげることなく戦っていきたい。明日の試合は、われわれにとっても、イラクのサッカー界にとっても非常に重要だ。十分に準備してきたので、祖国のために明日の試合に臨みたい。

──日本は欧州組が多く２日前にならないと合流できない選手もいる。イラクはどれくらい準備の時間をかけて、どこでトレーニングをしていたのか？

スワディ監督　われわれは国内で準備してから、マレーシアでもトレーニングした。われわれには、イタリア、トルコ、スウェーデン、サウジアラビアでプレーしている選手もいるが、少なくとも７２時間前に全員が集まって、選手個別でも全員でもミーティングをするなど準備をしてきた。

──イラク代表は２試合で４失点しているが、明日の試合に向けてどう考えているか？　新しいイラク代表を見せることはできるか？　それから日本代表について知っていることを教えてほしい。（イラク人記者）

スワディ監督　われわれは日本のサッカーをよく知っている。日本はアジアではトップクラスの選手たちがプレーしている。日本代表の短所と長所もよく知っている。イラクの２敗のうち、オーストラリア戦は個人的なミスで負けてしまったものの、サウジアラビア戦では、こちらのパフォーマンスのほうが良かった。明日の日本戦では、個人的なミスをなくしていい試合を見せたい。

──まず監督に、明日の日本戦は勝ち点１でもいいのか、それとも勝ち点３を狙いにいくのか。それとカディム選手、日本で警戒すべき選手は誰か？

スワディ監督　明日はまずバランスのよい、いい試合にしたい。勝つかどうか分からないが、われわれは勝つためにここに来た。何点取れるかも分からないが、選手には持てる力を発揮してほしいと思う。

カディム　日本のほとんどの選手は欧州でプレーしていて、とてもレベルが高い。われわれはそれをよく理解しているが、それでもわれわれはチーム一丸となってプレーしたい。どこのポジションでも、自分たちの力を発揮していきたい。日本の選手で特に誰かというのは分からない。

──イラクは国内情勢に不安があるが、代表の活動にどういう影響を及ぼしているのか。また、サッカーがイラクに何をもたらすと考えているか？

スワディ監督　残念な現状だが、イラクの選手、そして代表チームはこれに負けることなく、（逆に）大きなモチベーションになっている。サッカーはイラクの人々に喜びをもたらすものとなっているので、われわれはイラクのサッカーを大切にしたい。アラブ世界でもイラクのサッカーは注目されているので、われわれはさらに強くしていきたいと思う。

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