竹内譲次「歴史的な日で気持ちが高ぶる」 Bリーグ開幕戦 前日記者会見

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伊佐HC「一生懸命やる姿が今後につながる」

「bjリーグで2回優勝したときは日本一になったというニュアンスは持っていた」とコメントした岸本 【スポーツナビ】

──岸本選手へ質問。琉球は最多4回、ご自身は2回優勝していますが、リーグが分かれていた時代に日本一になれたという実感はあったのか。それからbjリーグで培ってきたものがある中、それをどう表現したいと考えるか。

岸本(琉球) もともとリーグが2つあって、何のひっかかりもなく「2つあるのが当然」という状況で戦ってきましたが、bjリーグで2回優勝したときは日本一になったというニュアンスは持っていました。bjリーグでは外国人選手の出場が多かったということもあって、外国人に対してある程度の戦い方は学べたかなと思っています。

──両HCに。勝利は当然として、それ以外に目指すもの、Bリーグを通して実現したいものは何か?

伊佐HC(琉球) チームとして、やるべきことというものをハイレベルに上げていきたい。もちろん両チームとも勝利しようとすると思いますが、40分を通してやるべきことを徹底するということが今後の日本バスケ界につながると思っています。その一生懸命やる姿が新たなプロリーグ、そしてそれを見る子どもたちに「あそこでやりたい」と思ってくれるんじゃないかと。それを信じてやっていきたいと思います。

伊藤HC(A東京) 開幕戦が決まったときに、自分のチームを整理するために、まずはどのように臨めばいいのか。一番は責任感だなと思いました。それを選手にどう伝えるのかなと。やはり2チームが選ばれたので、そこはもう使命感と責任感なのだと思います。なので勝つことはもちろんですが、それ以上にテレビや体育館・アリーナで試合を見てくれている皆さんが、「バスケって楽しいんだな」(と思ってくれる)ということが、われわれの使命感だと思っています。そのために、選手には質の高いプレーを見せようと言いました。それが明日のテーマです。もちろん、やるからには勝利を目指しますが、それ以上に質の高いバスケを見せるように心がけたいと思います。

田中「雑草軍団に負けるわけにはいかない」

田中は「雑草軍団に負けるわけにはいかない」と火花を散らした 【スポーツナビ】

――両HCと金城選手、田中選手へ。エリート集団と雑草集団と謳われているが、それぞれどのように感じているのか? 反論などもあれば聞かせてほしい。

伊佐HC(琉球) 私は特に何も思っていません。

金城(琉球) 僕らもエリート、雑草という分け方はテレビで見て知りました。バスケをするうえで区別はどっちでもいいと思います。

伊藤HC(A東京) (琉球の面々を示しながら)エリートなので……。われわれがエリートと言っていただけるのはうれしいですが、良いチームと言われる方が適切かなと思います。ですが、盛り上がるのであればエリートに徹したいと思います(笑)。

田中(A東京) 自分たちはエリート集団と言われていますが、エリート集団が雑草軍団に負けるわけにはいかないと思うので……(笑)。プレッシャーはありますが、明日良いプレーを皆さんにお見せできるようにしっかりと準備したいと思います。

――田中選手へ質問。昨年までトヨタ自動車のバスケ部員だったが、今年からプロバスケチームの選手になった。開幕を前にして、これまでのシーズンと違いを感じている部分や、プロ選手として喜びを感じている部分などがあれば教えてほしい。

田中(A東京) Bリーグが始まるという事でたくさんの取材やメディアさんに出させてもらって、自分はプロ選手なんだという意識はもちろん今まで以上にあります。しかし、アルバルク東京の一番のメインスポンサーはトヨタ自動車であって、そのトヨタの名前の重みや責任が自分たちにはあると思っているので、その責任をしっかりと自覚しながら開幕に臨みたいと思います。

――岸本と金城に質問。プロスポーツは今までも日本全国にあったが、なかなか大都市から離れたところでは盛り上がりに欠ける部分があった。プロスポーツ文化の全国伝播がなかなか進んでいない状況の中で、キングスの存在は非常に大きい。日本の端からプロスポーツチームとして、どういうものを全国に発信していけると考えているか? また、新しくBリーグが発足するにあたって、どういう存在価値を今後出していけると考えているか?

金城(琉球) 沖縄は日本の端ですが、バスケ人口が非常に多く、Bリーグができたことによってプロバスケが身近になり、子どもたちに「プロ選手になりたい」と思ってもらえるようになってきたと思います。その中でキングスはB1のチームとしてやれますし、今年1年戦って良い結果を地元のアリーナに持って行くことが僕たちのやるべきことだと思っています。

岸本(琉球) 僕らクラブとしては「沖縄を元気に」を大きなテーマとしてやっています。バスケットボールを通して世の中に何か良い事ができれば、と考えて活動していました。今までは沖縄県でしたが、Bリーグになったことで日本中を巻き込んで世の中に良いものを与えていけたらいいなと思います。

――ギャレット選手とマクヘンリー選手に質問。会場の雰囲気や想像も含めて、米国NBAのアリーナの雰囲気と比べてどのように感じているかを聞かせてほしい。

ギャレット(A東京) 先ほど少しだけ(会場を)見たが、このような形のライティングやフロアは初めてだ。NBAのアリーナでも先ほど見たBリーグの雰囲気とは全く違った雰囲気で、非常にわくわくするし楽しみにしている。しいて言えば、ブルックリンのNBAオールスターゲームで似たような会場の雰囲気だったが、ハーフタイムショーなどで実施していたこと。今回のようなフロアでゲームをやるのは初めてなので、本当にわくわくしている。

マクヘンリー(琉球) 正直言うとまだコートは見ていないが、資料などで見ている限り信じられないような状態になっているし早くコートに立ちたいと思っている。それ以上にファンの皆さんからの注目のされ方も、長く日本でプレーしているが今までにこんなに注目されることはなかった。非常に興奮しているし、僕だけじゃなく日本のバスケットボール全体にとって非常に大きな瞬間なので、良いゲームになるように貢献したいと思っている。

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