世界NO.1決定戦! 凱旋門賞を徹底分析 日本馬マカヒキの勝算、ライバル馬は?
史上空前のダービー馬、マカヒキが挑む
ダービー馬マカヒキ(手前)が日本馬を代表して参戦、前哨戦のニエル賞を鮮やかに差し切った 【写真は共同】
秋の初戦に定めた9月11日のニエル賞は、凱旋門賞に向けた前哨戦の1つで、本番と同じシャンティ競馬場の芝2400メートルコースで争われた。ダービー以来3カ月半ぶりの実戦となったマカヒキだったが、クリストフ・ルメール騎手を背に、3番手の位置から楽々の差し切り勝ち。強力なライバル馬が不在だったため海外の大手ブックメーカーも1倍台の大本命に推す中での順当勝ちだった。
鞍上ルメールも本番への手応え十分! 日本馬初の快挙はなるか 【写真は共同】
立ちはだかる世界のライバル馬たち
ライバルの1番手はGIレース4連勝中の英国馬ポストポンド(右)、3月のドバイではドゥラメンテを下した 【Getty Images】
一方、地元フランスの有力3歳馬2頭、仏ダービー馬アルマンゾルは回避が濃厚で、8戦無敗のオークス馬ラクレソニエールも先週の調教後に異常が見られたことから、英国競馬専門紙「レーシングポスト」によると回避が報じられている。また、今年の英国二冠牝馬マインディングも回避が伝えられている。
これらフランス、イギリスの3歳主力候補が回避する可能性が高いことで、浮上してくるのはアイルランドの4歳牝馬ファウンドか。ここ5戦のGIレースはすべて2着に来ており、牝馬ながら昨年の米GIブリーダーズカップターフを制覇。実力は間違いなく今年の欧州競馬トップの1頭だ。また、前走の愛チャンピオンステークス8着大敗から巻き返したい今年の英愛ダービー馬ハーザンド、ヨークシャーオークスでファウンドに完勝した愛オークス馬センブンスヘブンも上位進出の力を持った馬たちだ。
凱旋門賞の馬券がネットで購入できる!
発売方法はJRAのインターネット投票(対象会員は「即PAT」及び「A-PAT」)に限定され、「単勝」「複勝」「ワイド」「馬連」「馬単」「3連複」「3連単」の7式別を発売。独立プール方式での発売のため日本国内独自のオッズとなり、海外ブックメーカーとは異なるオッズになるのが特徴だ。やはり競馬は馬券を買うと、ひと味もふた味も面白くなる。日本時間の10月2日(日)午前10時から発走時刻(日本時間23時05分予定)の4分前まで発売しているので、すでにインターネット会員の方はもちろん、今まで競馬場・WINSオンリーだったファンもこれを機会にインターネット会員に登録し、ぜひ国内初となる海外競馬の馬券発売をその身で持って楽しんでいただきたい。
マカヒキによる日本馬初の快挙は達成されるのか――、スマートフォン・タブレットで凱旋門賞の馬券を買って、フランスにまで届くくらいマカヒキに大きな声援を送ろう! そして、日本競馬界悲願の歴史的瞬間を目撃しよう!!