リアルジャパンvs.はぐれIGF軍…それぞれの思惑 9.10ディファ有明大会で対抗戦第2R
9.10対抗戦第2Rに臨むリアルジャパンとはぐれIGF軍。それぞれの思惑とは… 【(C)リアルジャパン】
はぐれ軍団がまたも平井代表に熱唱要求
無法要求のはぐれIGF軍にRJ軍も逆要求 【(C)リアルジャパン】
そして、9.10ディファ有明大会ではS・タイガー&折原&間下組と対戦することに。今回の記者会見は対戦に向けて意気込みを語るために行われたが、そこは勝手放題のはぐれ軍団。またも記者会見を欠席したカシンが鈴木を通じ、メールで無法要求をぶつけてきた。
「平井(丈雅)代表は、『輝きながら』(徳永英明)を歌え。歌わない場合はギャラを倍払ってもらう。将軍岡本は平井代表が歌い終わった後に、“はー、どすこいどすこい”と締めろ」
前回もカシンは記者会見の席で出場拒否をちらつかせると、平井代表に『壊れかけのRadio』熱唱を要求。仕方なく平井代表は記者団の面前で歌うという辱めを受けた。それに続き、今回も対戦カード発表が発表された後に無理難題を押しつけてきたのだ。だが、そんなカシンの言葉に折原が不快感をあらわにする。
折原は前回大会でカシンが身体に自身の興行のポスターをペイントし、勝手に宣伝したことを問題視。「私個人の頭の中では『必要のない軍団だな』と思っています」と吐き捨て、あえて普段は敵対しているS・タイガーたちとのタッグを了承し、外敵排除を宣言していた。
そんな折原は平井代表に熱唱を迫るはぐれ軍に横やりを入れ、「聞きますけど、もしこちら側のチームが勝利した時は、お前らにリングの上で『壊れかけのRadio』を歌ってもらうからな。ディファ有明で」と逆要求をぶち上げる。さすがの鈴木も困惑。折原は「それでもいいんだったら、平井社長、この公約を飲みましょうよ。俺たちが負けると思います? この前、恥をかかされた分、俺たちがしっかりと仕返ししてやりますよ。どうだ?」と激しく挑発した。
鈴木と岡本は顔を見合わせたが、最終的に鈴木が「やりましょう」と同意。折原の援護射撃を受けた平井代表は懸命に『輝きながら』を歌いきり、カシンの出場とリング上での熱唱という逆要求を認めさせた。
S・タイガーは更なる成長の踏み台にする構え
はぐれIGF軍との抗争を更なる自分の進化につなげる構えのS・タイガー 【(C)リアルジャパン】
対するS・タイガーははぐれ軍団との抗争を更なる自分の進化につなげる構えだ。現在は全日本マットにも継続して参戦しており、諏訪魔率いるEvolutionに加入。新たなステップアップを見据えて奮闘している。もちろん外敵との対戦で連敗は許されない立場だが、「チャンスがあれば、船木(誠勝)vs.大谷(晋二郎)のレジェンド選手権の先にいる人とやりたいです。でも、その前にもっともっと僕自身が実力を付けたい。そういった部分でも、カシン選手のインサイドワークや上手さ、鈴木選手、将軍選手のしっかりとしたレスリング力。そういった部分で、僕自身をしっかりとぶつけて、レスリング力を上げていきたい」と勝つだけでなく、はぐれ軍団との対戦を踏み台にするつもりだ。
初代タイガーは一触即発の雰囲気を歓迎
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だが、はぐれ軍団が一筋縄ではいかないのもまた事実。折原の激しい言葉を聞いても、鈴木は「仰る通りハッキリしない軍団だなと僕がそう思っています」とニヤリ。折原がぶち上げた熱唱の逆要求についても、すんなり受け入れるとは思えない。
しかし、会見に同席した初代タイガーは「一触即発の危険性のあるファイトを、この場ではなく、リングの上で表してもらえたらすごくありがたいなと思います。危ない状態の場がリングですから、そのリングの厳格さを守ってもらうためにも、一触即発の関係は望ましいことです」とそんな雰囲気を歓迎。「なんかまとまりがないように思うけれど、そういうのが特色みたいなところなんで。それがリングの上になるとまるで変わってくるという。リングに自信があるからそういう風にやるんだと思うので、それに惑わされちゃいけない」とリアルジャパン軍にゲキを飛ばした。
リアルジャパンvs.はぐれ軍団の第2Rはまたもや様々な思惑が交錯する状況に。とはいえ、6選手とも実力者揃い。ストロングスタイルらしい戦いが期待できそう。リアルジャパン軍がキッチリとリベンジを果たし、平井代表の屈辱を晴らすのか? それともはぐれ軍団が2連勝を飾り、リアルジャパンマットをさらに侵攻するのか? 注目のセミファイナルとなりそうだ。
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