ジンクス&ゲン担ぎって本当に効果ある!? カネシゲタカシの『ぷぷぷぷプロ野球』

カネシゲタカシ
■「コメダ珈琲でクリームコーヒーとカツサンド(勝つ三度)を食べて三タテを願う」(お前平田だろさん)

 JR石川町駅に移動し、徒歩約5分の喫茶店「コメダ珈琲」へ。カツサンドはわかりますが、クリームコーヒーはなぜでしょう。ていうか、もうお腹いっぱいなんですけど……。

お豆さんまでついてきた。写真では伝わりにくいですがカツサンドでかい! 【カネシゲタカシ】

味は抜群に美味しい!! 【カネシゲタカシ】

 でも、さすがに1日2カツはきつい。残った分は包んで持ち帰り、この日の観戦仲間がおいしくいただきました。
■「選手の名前が入った病院の診察券、もしくは名刺に願を掛けると勝率が高い」(ちいくぼさん)

投手野手含めて9名の1軍選手が集結! 【カネシゲタカシ】

 持ってきました、DeNA選手と同姓の方々の名刺。ちなみに自宅の名刺ホルダーから「石田さん発見!」などと探す作業は宝探しみたいで楽しかったです。喫茶店のテーブルにならべ、両手を合わせて願掛けしました。

 ちなみに診察券でもOKとのこと。「筒香病院」や「梶谷医院」、「ザガースキー歯科」等にかかりつけの方はぜひお試しください。
■「神宮球場で『プロ野球チップス』を買ってスワローズ選手のカードが出たら、その選手が活躍して勝つ」(山本祐香さん)

 ヤクルトファンの野球女子タレント・山本祐香さんからは「プロ野球チップス」のカードに関するジンクスをいただきました。これって「ベイスターズの選手が出たら、その選手が活躍する」ってことですOKですよね?

コンビニで「プロ野球チップス」を大量購入 【カネシゲタカシ】

 球場内に売っているかどうかわからなかったので、ひとまずハマスタすぐそばのサンクスへ。ずらりと商品棚に並んでいたので心置きなく10袋購入。カードは計20枚。開封はのちほど!
■『THE HOOPERS』の麻琴さんが実況アシスタントをするとベイスターズが勝つ」

『SHOWROOM』のスタッフさんの話によると、ベイスターズ戦中継の実況アシスタントを、ボーイッシュ・ガールズ・グループ『THE HOOPERS』の麻琴さんが担当すると勝つんだそうです。そして、まさに今日はその麻琴さんが担当の日だとか。これはご挨拶しないと!

笑顔がまぶしい『THE HOOPERS』の麻琴さん 【カネシゲタカシ】

“勝利の女神”にお会いして「プロ野球チップス」もプレゼント。今年は数えるほどしか負けていないと聞くと、俄然テンションが上がります。

さあ、試合開始だ!

 ちなみにここまでで計9個のジンクスとゲン担ぎを試しました。もちろん試合中もさまざまなミッションに挑みます。

■「キリンビールを飲むと得点が入る」(pirokoさん)

【カネシゲタカシ】

■「試合展開が悪いときはカンフーバットの左右を入れ替えると流れが良くなる」(クラソンさん)

【カネシゲタカシ】

■「ラジオ聴きながら数学の問題集を解くと勝つ」(さいたま市のへべれけさん)【カネシゲタカシ】

【カネシゲタカシ】

 数学の問題集を解くと勝つ――。数学は難しいんで「算数」で勘弁してください。酔っぱらいには1ページ目の「3年のふく習」すらキツイっす。

 他にも「ファンクラブの来場登録を忘れると勝つ」(まちゃきっくさん)を実行したり(素で忘れてたんですが)、「球場観戦でトイレに行くと点を取られる」(JKきりんさん他)ので、トイレに行かなかったり(行きたくなかっただけですが…)。

 そして気になる「プロ野球チップス」のカードの結果は……

じゃーん! 【カネシゲタカシ】

 DeNAの選手は2名。井納翔一投手と今永昇太投手をゲットです。

 残念ながら今日先発の石田健大投手はゲットならず。ていうか井納投手と今永投手は明日と明後日に先発予定なんですけど。この器用なハズし方、ある意味奇跡?

 そして麻琴さんにあげた「プロ野球チップス」の結果は……

荒木雅博、則本昂大、西武サヨナラ、三浦大輔 【カネシゲタカシ】

 写真をいただきました。DeNAからはハマの番長・三浦大輔投手が出たそうです。うれしい1枚ながらも、もちろん三浦投手の登板はなし。というわけで、この日引いた全20枚のカードうち、きょうの試合に出たのは荒木雅博選手(中日)のみとなりました。

 そして、結果は――

数々のミッション実行の果てに――

 負けてしまいました…。

祭りのあと 【カネシゲタカシ】

 3対4でDeNAが敗れました。9回表に逆転される辛い展開。悔しい結果です。ちなみに荒木選手は5打数4安打の乱れ打ち!。他のジンクスやゲン担ぎが砕け散るなか、「プロ野球チップス」のジンクスだけは恐ろしい効果をあげていました。

 しかしトボトボと帰る道中、一緒に観戦していたベイ党ライターの村瀬秀信さんが申し訳なさそうに言いました。

「すみません、オレが見たから負けたんです。オレは球場で見ちゃいけないんです……(ぶつぶつ)」

 名著『4522敗の記憶 ホエールズ&ベイスターズ 涙の球団史』で知られる村瀬さん、とくに昔は球場観戦で勝った記憶がほとんどなかったんだとか(体感的に「2勝98敗」だったそうで)。

 そういえば今回のジンクス募集、「私が見なければ勝つ」「私が行くと負ける」系の悲しいのが実に多かったです。いやいや皆さん、ネガティブな思い出ほど強く心に残るってだけですよ。うん、きっと。

恐るべしは「プロ野球チップス」

帰りにベイスターズトレイン発見! 【カネシゲタカシ】

 帰りに見かけたベイスターズトレインの効果でしょうか、翌日からDeNAはしっかり連勝しました。そういえば「プロ野球チップス」のカードで出た今永投手は好投。また井納投手も最低限の仕事は果たしました。

 結論――

恐るべしは「プロ野球チップス」!

 まあとにかく、ジンクスやゲン担ぎも野球観戦の楽しみのひとつ。好きにこじつけて、勝手に盛り上がって、いつのまにか残り少なくなったシーズンを思いっきり楽しみましょう!

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著者プロフィール

1975年生まれの漫画家・コラムニスト。大阪府出身。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にてデビュー。現在は『週刊アサヒ芸能』(徳間書店)等に連載を持つほか、テレビ・ラジオ・トークイベントに出演するなど活動範囲を拡大中。元よしもと芸人。著書・共著は『みんなの あるあるプロ野球』(講談社)、『野球大喜利 ザ・グレート』(徳間書店)、『ベイスたん』(KADOKAWA)など。

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