石川祐希「勝ちたい思いを前面に出す」 男子バレー五輪世界最終予選に向けた会見
会見後、石川祐希の囲み取材のコメント
石川は会見や囲み取材で、何度も勝利への思いを語った 【坂本清】
(ひざの状態は?)今はすごくいいので、今まで休んでやってきたのがよかったと思います。(昨年のW杯で)通用しなかったわけではないので、それは自信となって今も海外の相手でも引くことなくやれている要因になっていると思います。
(OQTは)どのチームも出場権を目指して戦ってくるし、気持ちが負けていたら苦しい展開になると思うので、負けたらとかは考えずに勝ちたい気持ちをぶつけていければと思います。女子の(五輪出場を決めた)イタリア戦でもそういうシーンが見られたので、そこが大事かなと思います。
会見後、清水邦広の囲み取材のコメント
(自分自身とチームの状態は)非常に良くなっていると思います。(直前に行った)米国遠征やフランスとの練習ゲームで良い試合ができたので、そういうものを自信にできればと思います。
(清水選手の考える日本らしいバレーとは?)まず粘り強いことが一つ。高さがない分、ブロックではオプションを使うなど戦略やデータをうまく活用できれば良いバレーができると思います。サーブは世界のトップに近いものを持っていると思いますし、自信を持って。サーブ力とディフェンス力で世界と戦っていきたいと思います。
(4年前や8年前と心境は違う?)4年前はけがから復帰したばかりで、コートに立ったときに自信がなかったです。本当に五輪に連れていくことができるのかという思いが強かったです。8年前は(五輪に)行ける気しかしなかったですし、日本は強いと思いながら試合に臨んでいました。今回は8年前に近い状況の中でやってきているので、自分たちのバレーができれば絶対に五輪の切符は取れると信じながらやっていきたいと思います。
会見後、南部正司監督の囲み取材のコメント
(昨年のW杯から改善したところは?)MBの攻撃について、パスが乱れても中央から崩せるようにコンビネーションをやってきました。米国との練習ゲームでは改善できたのですが、まだ少し波があります。でも、トスが分散するので、相手のブロックを崩せるようになっています。もうひとつはリードブロックの強化です。よほど速い攻撃に対してはブロックが割れてしまいますが、通常のテンポの攻撃であればリードブロックでも対応できるようになってきています。
サーブは、強いサーブだけではなく、相手の攻撃枚数を減らすコントロールサーブにも取り組みました。そうすることで、こちらのディフェンスも仕掛けやすくなる。そういった改善に取り組んでいます。
(就任からの2年でやりたいことはすべてできた?)就任したタイミングから、五輪を見据えた強化計画でやってきました。海外にもできる限り遠征に行きましたし、上を見たらきりはありませんが、それなりの強化をしてきました。あとはしっかりとやるだけです。