【DRAGONGATE】 ユニット追放のYAMATOが鷹木に敗北 ハルクが後楽園復帰 YASSHIが再登場

高木裕美

ハルクが後楽園復帰戦で勝利

ハルクが後楽園復活 【横田修平】

 左肩負傷による手術から約7カ月ぶりに復帰したハルクは、Kzy、ヨースケ・サンタマリアと組んで、サイバー・コング、問題龍、Kotoka組と対戦。観客の熱狂的な大歓声に応えるべく、開始早々、サイバーにリープフロッグ、ドロップキックを放つと、サイバーもパイナップルボンバー、古傷の左肩への腕殺し。だが、ハルクはこれをこらえると、問題龍に水面蹴り、カカト落とし、ファーストフラッシュとたたみかけて勝利した。

「まだまだ勘が戻ってない、本調子じゃない」と、完全復活への道のりは感じたものの、「手術の後、トレーニングをして、リハビリをして、二度とケガをしない体に作り変えてきた」という自信を試合で実証すると誓った。

次回後楽園の土井vs.吉野戦へ遺恨加熱

YASSHI(手前)が再びドラゲーマットに戻りヴェルセルク入り 【横田修平】

 3.2後楽園大会で実に11年ぶりにドラゲーマット登場を果たした“brother”YASSHIがまさかの再登場。7期生の同期であったかつての仲間・吉野正人を裏切り、土井成樹と結託して予想外のヴェルセルク入りを果たしたことで、土井vs.吉野の亀裂がさらに深まった。

 04年末に素行不良、職務怠慢でドラゲーを解雇されたYASSHIに対し、かつてのイタリアン・コネクションの仲間のよしみで復帰の道を作ったのが吉野だった。だが、YASSHIはレッドボックスによる反則行為で試合をブチ壊したため、吉野が激怒。もはや次の参戦は不可能かとも思われていた。

 だが、この日の第5試合の土井、谷嵜なおき組vs.吉野、しゃちほこBOY組の試合中、土井の呼びかけに応じてYASSHIが登場すると場内は騒然。YASSHIは容赦なくしゃちほこBOYのマスクをはぎ取って素顔をさらす暴挙に出たため、試合はノーコンテストとなった。

次回後楽園で激突する土井と吉野はすでにヒートアップ 【横田修平】

 土井が「ヴェルセルクの新メンバー」と紹介すると場内からは大ブーイング。「YAMATOを追放した穴を埋めるのはYASSHIしかおらん。充分すぎてオツリが来るぐらい」と豪語する土井に対し、吉野は「こんなカス野郎を連れて来てどうする」とバッサリ。

 次回6.2後楽園大会では、KOGのDブロック公式戦として土井vs.吉野の一騎打ちが組まれているが、吉野の「土井、おまえの暴走はキッチリ、オレが止めてやる」という宣告に、土井も「暴走は止めさせない。おまえらを黙らせてやる」と反論。かつての名タッグチーム「土井吉」が、憎悪の感情をぶつけ合った。

2/2ページ

著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント