赤塚系に鳥山系! 球界「まんが顔」大全 カネシゲタカシの『ぷぷぷぷプロ野球』

カネシゲタカシ

しげの秀一系…能見篤史

【イラスト:カネシゲタカシ】

能見篤史(阪神)は『頭文字D』に出てくる全部のキャラクターに似ている」――これはウチの嫁さんが昔から言い続けている持論です。

 こうやって絵にしてみると……なるほど。面長な輪郭、物憂げな目、厚めの唇などは、いかにもしげの秀一先生の漫画に出てきそうではあります。とはいえ「全キャラクターに似ている」はさすがに大雑把すぎ。

水木しげる系…鶴岡慎也

【イラスト:カネシゲタカシ】

「ガチャピンに似ている」ということでコラボグッズが発売されたこともある鶴岡慎也(ソフトバンク)ですが、その口元だけ見ると水木しげる先生の漫画キャラにもそっくりです。ヘルメットをかぶせるとキャッチャーというよりも旧日本兵。あくまで口元の印象のみで恐縮です。

高橋留美子系…澤村拓一

【イラスト:カネシゲタカシ】

『うる星やつら』に出てくる「錯乱坊(チェリー)」に似ていることから澤村拓一(巨人)「高橋留美子系」と分類しました。しかし「錯乱坊主→錯乱坊→チェリー」という命名、改めてみるとすごいですね。

 現実の澤村も、一時期は成績とプライベートが“錯乱”していましたが、抑えのポジションに定着した15年頃からはそれも安定。守護神ならぬ“守護仏”として活躍の日々です(なんと4月18日現在、3勝5セーブで最多勝&セーブ王)。

 ちなみに高橋留美子先生は熱心な阪神ファンだそうです。

つの丸系…大勢

【イラスト:カネシゲタカシ】

 球界の一大勢力! 各チームにひとりはいるのが、こちらの「つの丸系」

『みどりのマキバオー』などで知られるつの丸先生の漫画。そこにはこんな面白顔の人物がこれでもかと登場するのですが……なんということでしょう。ふと見渡せば、球界も「つの丸系」だらけじゃありませんか!
 
 勢力を強めながら北上中の「つの丸系」は、そのうちズボンを脱いでフ◯チンでプレーしだす可能性すらあります。今後も充分な警戒が必要です。

 ※   ※   ※

 そんなわけで今回は7つのジャンルの「まんが顔」を紹介しました。ほかにも「藤子不二雄A系」「井上雄彦系」「古谷実系」など、ここで紹介しきれなかった様々な漫画顔があります。それらはまた別の機会に。

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著者プロフィール

1975年生まれの漫画家・コラムニスト。大阪府出身。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にてデビュー。現在は『週刊アサヒ芸能』(徳間書店)等に連載を持つほか、テレビ・ラジオ・トークイベントに出演するなど活動範囲を拡大中。元よしもと芸人。著書・共著は『みんなの あるあるプロ野球』(講談社)、『野球大喜利 ザ・グレート』(徳間書店)、『ベイスたん』(KADOKAWA)など。

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