【マッチレビュー】Bリーグ 24-25 B1第12節 GAME1 千葉Jvs群馬

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チーム・協会
【これはnoteに投稿されたbonafide-baller(ボナファイド・ボーラー)さんによる記事です。】

ロスター

千葉ジェッツ

※ボックススコアを参照してください。

群馬クレインサンダーズ

スタメン

千葉ジェッツ
群馬クレインサンダーズ

試合結果とボックススコア

1Q 千葉J 34-17 群馬

2Q 千葉J 48-41 群馬(千葉J 14-24 群馬)

3Q 千葉J 70-58 群馬(千葉J 22-17 群馬)

4Q 千葉J 82-75 群馬(千葉J 12-17 群馬)

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試合展開

千葉Jはホグが欠場し、怪我の影響が心配された渡邊がロスター入り。

スミスの3ptで先制した千葉Jは渡邊の3ptで加点すると、保持局面が全く奮わない群馬に対し、渡邊、富樫のペネトレイトなどで10-0のランに成功。群馬はフリッピン→藤井に選手交代し、早めの切り替えに打って出ると、ターズースキーのゴール下で初得点。加えて藤井のアウトサイドシュートからも打開を図る。

群馬はセカンドユニットからティーマンを投入し、ポストアップからの得点で盛り返す。しかしながら千葉Jは、アウトサイドシュートのタッチが好調なスミスを中心にウィングからの3pt、ペネトレイトにより外-中の両面からオフェンスを展開。1Qは千葉Jが17点リードを奪う。

2Qはセカンドユニットの千葉Jに対し、群馬はジョーンズのフリースローで先制。群馬はファールドローからのフリースローで追い上げつつ、インサイドからはターズースキー、アウトサイドから細川が3ptを沈めて、追撃の流れを作る。千葉Jはスミスを投入し、すぐさま3ptとペイントタッチで流れを断ち切っていく。

選手層に勝る群馬は、細川の3ptやジョーンズのペイントタッチによりこのクォーターで点差を詰めていくが、千葉Jはウィリアムズのファストブレーク、原の3ptなど要所でのプレーで都度、群馬の流れを切り、リードをキープ。千葉Jが7点リードで前半を折り返す。

後半はスタメンへ戻した千葉Jと、スタメンからフリッピン→藤井へと切り替えた群馬。千葉Jがスミスのペネトレイトで先制。その後は互いに守り合う展開が続き、スミスの3ptで千葉Jが均衡を破る。群馬はペイントエリアからの得点とファストブレークによる得点で追い上げるものの、千葉Jは富樫の連続3ptなど、前半と同じく要所での流れを切ることで主導権を渡さない。

3Q終盤の小川のブザービーターにより、12点のリードを奪って4Qへ入った千葉Jは、渡邊のペリメータージャンパー、3ptにより点差を広げていく。群馬の保持局面、ノンシューターに対しては離して守ることでペイントエリアを固める千葉Jに対し、群馬はインサイドへのアタックにオフェンスが偏重。業を煮やした群馬は、早い時間に細川、藤井を投入してオンコートでのシューターの人数を増やし、ティーマンの3ptでアウトサイドからも得点。その後、辻がペイントエリアでレイアップを決めて10点差とすると、ここからまたも、お互いのポゼッションが停滞する展開に。

オフィシャルタイムアウトが明け、群馬はターズースキー、ジョーンズが次々とリムにアタックし、ファールドローからフリースローで得点を積み上げる。千葉Jは5outの形からのオフェンスをセットし、スミスのペネトレイトで得点は決めるが、アウトサイドシュートの確率がやや下方へと収束し、生かしきれないポゼッションが増える。群馬はキックアウトから細川の3ptにより追撃すると、千葉Jの保持局面をシャットアウト。さらに、細川が連続で3ptを沈めて、残り3分の場面で3点差まで詰めることになる。

保持局面が苦しくなった千葉Jだが、ディフェンスにおいてはジョーンズのチャージを誘発させてポゼッションを奪取。残り1分、ウィリアムズがショットクロックぎりぎりでダンクを決めて5点差とすると、ここから群馬の保持局面が逆に停滞する。

残り時間のファールゲームをクローズした千葉Jが勝利。GAME1はホームの千葉Jが先勝することとなった。

雑感

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直前のプレビューにも書いた通り、立ち上がりから3ptをハイペースに決めてきた千葉J自らの土俵で先行したゲーム。個人での3pt:50%(4/8)両チーム最多となる26得点を決めたスミスを筆頭に、最終的にチームでの3pt:55.6%(15/27)という驚異的な数字を千葉Jが叩き出すことに。3ptハイテンポに繰り出すことで得意なリズムを作りながら、同時に今シーズンの群馬持ち味としているスローテンポのゲームに持ち込ませなかったことが、大きな勝因となった印象である。

群馬としては先述の裏返しとなるが、千葉Jの保持局面において3ptの多投を許し16本の被3ptを喫したことがまず一つ大きな敗因に。加えて、群馬の保持局面におけるオフェンスの停滞も顕著。その原因としては、特にスタメンのユニットにおいて、千葉Jノンシューターとして扱ったフリッピン、ターズースキーといった選手たちが、距離を離されて守られ、その結果としてペイントエリアのスペースが無くなりオフェンスが手詰まりとなったことが挙げられる。

4Qは早い段階から藤井、辻、細川ら複数のシューターを並べる事で、追い上げの起爆剤とした群馬。このことがGAME2へ向けての布石となるか。スタメン選考ユニットの使い分け、それに対する千葉Jの対応と共に、引き続き注視していきたいポイントである。

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