ミルコ“17年越し悲願”ジュエラーで桜V
4着メジャーエンブレム敗因はスタート

ミルコうれしい桜花賞初勝利

3歳牝馬クラシック第1弾、桜花賞はミルコ・デムーロ騎乗のジュエラーがV
3歳牝馬クラシック第1弾、桜花賞はミルコ・デムーロ騎乗のジュエラーがV【スポーツナビ】

 JRA春の3歳牝馬クラシック第1弾、第76回GI桜花賞が10日、阪神競馬場1600メートル芝を舞台に争われ、ミルコ・デムーロ騎乗の3番人気ジュエラー(牝3=栗東・藤岡健厩舎、父ヴィクトワールピサ)が優勝。後方2番手追走から直線大外を一気に伸び、池添謙一騎乗の2番人気シンハライト(牝3=栗東・石坂厩舎)との叩き合いを2センチ制して牝馬クラシック第一冠目を手中にした。良馬場の勝ちタイムは1分33秒4。


 ジュエラーは今回の勝利でJRA通算4戦2勝、重賞は初勝利。騎乗したミルコ・デムーロ、同馬を管理する藤岡健一調教師ともに桜花賞はうれしい初勝利となった。


 一方、単勝1.5倍の断然1番人気に支持されていたクリストフ・ルメール騎乗のメジャーエンブレム(牝3=美浦・田村厩舎)は、自慢のスピードを生かしきれず4着敗戦。なお、2着シンハライトから1馬身3/4差の3着には、福永祐一騎乗の6番人気アットザシーサイド(牝3=栗東・浅見厩舎)が入った。

その差はわずか“2センチ”

一番勝ちたかったレース・桜花賞、ミルコはついに悲願達成
一番勝ちたかったレース・桜花賞、ミルコはついに悲願達成【スポーツナビ】

「一番勝ちたいレースでした。だから、本当に嬉しいし気持ちいい!」


 ミルコは常々、桜花賞を“最も勝ちたいレース”に挙げていた。あらためてその思いを問われると、17年前当時を思い出しながら、こう振り返った。


「初めて日本に来たときに阪神競馬場はすごくきれいな競馬場だと思ったし、桜もきれい。3年前には(弟の)クリスチャンが勝って、僕が2着ですごく痛かった(苦笑)。だから、桜花賞はずっと勝ちたいと思っていました。今日の桜の景色は最高にキレイでしたね」


 ダービーは2勝、皐月賞にいたっては4勝を挙げ、今年も2月のフェブラリーSを制しているGIハンターが、ついに手にした桜の王冠。いわば“17年越し”とも言える悲願はしかし、最後の最後まで勝負がどちらに転んだか分からない薄氷の一戦だった。


 JRA発表によると、2着シンハライトとの差はおよそ“2センチ”。


「残り50メートルで一度は前に出たんですけど、そこから謙ちゃん(池添)の馬がまた伸びてきたし、こっちはゴールのタイミングも悪かった。だから、どっちが勝ったか分からなかったですね」


 それは池添も同じ。ゴール後に引き上げてきた際に、馬上から「どっち?」と何度も確認していた。名人級の2人をしても、どちらが先着したか分からなかったほどの大接戦。明暗を分けたのは17年分の執念の差か、それとも――あらためて、レースを振り返ってみたい。

スポーツナビ

スポーツナビ編集部による執筆・編集・構成の記事。コラムやインタビューなどの深い読み物や、“今知りたい”スポーツの最新情報をお届けします。

スポナビDo

イベント・大会一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント