専門紙記者が選ぶ『史上最強のオンナ馬』 ウオッカ、ジェンティルら女傑が続々登場

競馬専門紙「優馬」

ウオッカのライバルや、歴史的名牝もランクイン!

伊利TM
ダイワスカーレット

牝馬による37年ぶりの有馬記念制覇。JRA所属の牝馬では最多の12戦連続連対。

落合(編集)
ダイワスカーレット

ウオッカと思って成績を調べ直したところ、ダイワスカーレットの12戦8勝2着4回、連対率100%の方が上と見た。GIが6戦4勝、GIIが2戦2勝、GIIIが2戦2着2回。当然、牝馬限定戦ばかりではないし、東京での勝ち鞍こそないが、どのコースでも結果を出している点で最強牝馬にふさわしいと思う。

山下TM(競友)
ダイワスカーレット

通算〔8.4.0.0〕。先行して押し切るスタイルも好みでした。

今野(競友)
ダイワスカーレット

先行脚質でいて、あの安定感。牝馬らしい繊細さを一度たりとも見せずに通した女の中の女。

加茂TM
ダイワスカーレット


久光TM
テスコガビー

リアルタイムでは体感していないが、未だに破られぬ桜花賞での2着馬との1.9秒差の大差勝ちはVTRだけでも十分に鳥肌の立つ走り。「後方からは何にも来ない!」という杉本アナの名実況はあまりにも有名なフレーズ。オークスでも8馬身差の逃げ切りと、正に圧倒的な逃走だった。
故障などに見舞われ、古馬での大成はならなかったが、順調に育ったなら一体どれほどの馬になったことか……。当時の鞍上でその年の春クラシック4冠を制した菅原師が「あんな牝馬は2度と出てこない」と語るのが何よりの証言。

デスク
テスコガビー

国際レーティングでは、その是非はともかくとして、どれだけちぎって勝つかが評価される。同馬が桜花賞で2着に付けた1.9秒差はレース史上最大であり、オークスでの8馬身差も以降の40年でこれを上回る馬が出ていない。故障でその後は1戦しかできず、早逝で血を継げなかったのも残念だが、桜花賞とオークスの2戦だけでも『史上最強』にふさわしい走りだと思う。

福田TM
テスコガビー

桜花賞ウィークなので、その圧倒的パフォーマンスからテスコガビー。

小粥TM(競友)
テスコガビー

JRAの夢の11Rのようなもので比較がつかない。強いて挙げればテスコガビー。

田崎TM(関西本紙)
エアグルーヴ

古馬になってからはひ弱さが消え、牡馬も顔負けの逞しい体つきに。バブルガムフェローを捩じ伏せた天皇賞(秋)は圧巻の一言だった。母としても活躍馬を続々と輩出し、まさに歴史的名牝。

木谷(編集)
エアグルーヴ

牡馬相手のGI勝ちは天皇賞(秋)だけですが、2年連続でのJC2着など、世界レベルの牡馬と渡り合ってきたことを考えると、最強牝馬としての資格は十分にあると思います。
ちなみに、これを書いている4月6日はエアグルーヴの誕生日ですね。

那谷TM
ブエナビスタ

「最強」や「名馬」と呼ばれるには馬場・展開・状態・距離・相手関係を問わず、コンスタントに好走することを必要条件として挙げたいです。ブエナビスタは全23戦のキャリアで3着以内が実に20戦。ドバイに2回も遠征しながら、長期の離脱や、晩年を除けば大崩れがなかったのは取材する立場にとっても、ファンにとっても頼りになる馬だったのではないかと。おそらく肉体面だけでなく精神面でも類稀な強靭さを持っていたからでしょう。
惜しむらくは4歳秋に挑戦したJCの降着ですね。勝っていれば翌年に史上初のJC連覇と、GI勝利数でも歴代最多タイの7勝になっただけに本当に悔やまれます。

3/3ページ

著者プロフィール

競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント