【RIZIN】生粋のMMA戦士が佐々木信治と対戦 クルックシャンク「まばたきするな」

(C) RIZIN FF
 4月17日(日)愛知県日本ガイシホールにて開催される「トップ Presents RIZIN.1」で、第6代修斗環太平洋ウェルター級王者・佐々木信治と対戦するダロン・クルックシャンク。格闘家の両親の元に生まれ育ち、物心ついた頃にはすでに格闘技をやっていたというクルックシャンクは、どのような気持ちで試合に臨むのか――。

「格闘技がクルックシャンク家の家業」

――お父さんがMMAファイター、お母さんがキックボクサーと聞きました。いつから格闘技を始めましたか?

 物心がついた頃にはジムで格闘技の練習をしていたのを覚えているよ。僕が子供の頃、両親は道場を経営していた。格闘技がクルックシャンク家の家業なんだ。

――レスリングとテコンドーを選んだのはなぜですか?

 僕は小学校でレスリングに出会ったんだけど、まさに“恋に落ちた”と言っても過言じゃない。それで大学までずっとレスリングに夢中だった。一方、両親は道場でテコンドーを教えていたから、テコンドーは僕が人生で最初に触れた格闘技の一つと言えるんだ。

――MMAファイターになることはいつから意識していましたか?

 大学で最後のレスリングのトーナメントが終わった時、闘いの場所に身を置きたいってことに気づいたんだ。

相手がミスをしたら即KO

――初めてMMAの試合をしたときのことを覚えていますか? どんな気分でしたか?

 それまでレスリングでやってきたのとはまったく別の試合のように感じたよ。でも今は打撃で相手を倒すこともできる。

――MMAファイターとしての信条を教えて下さい。

“もし僕の試合中に一度でもまばたきをしたら、KO劇を見逃すことになる”。

――いつもどのような気持ちや覚悟を持って、試合に臨んでいますか?

 僕はいつも相手にとって過酷な対戦相手であるように意識している。向こうが打撃でくるならこっちは壊しにいくし、テイクダウンしようとしたら距離を詰める。万が一相手がミスをしたら、即KOだ。

――普段、どのような環境で練習していますか?

 毎日練習中心の生活を送っているよ。

――目標とする人、尊敬する人は誰ですか?

 僕はずっとMMAを観て育ってきて、マット・ヒューズの大ファンだった。

「ササキはとてもタフな対戦相手」

――RIZINは2015年の年末に産声を上げました。年末大会は観ましたか?

 もちろん観たよ。素晴らしいイベントだったし、RIZINという舞台で自分が闘えることをとてもうれしく思っている。

――RIZINはケージではなくリングを採用しています。リングで試合をしたことはありますか? ケージとは戦略が異なってくると思いますが、対策はしていますか?

 リングとケージ、どっちで闘うかは僕にとって特に大きな問題じゃない。ただ目の前の相手を破壊しにいくだけだよ。

――残念ながら昨年から勝ち星に恵まれていません。原因は何だと思いますか?

 確かに、僕のキャリアに黒星はある。でもそれは世界最高峰といえるファイターたちと闘った結果だ。無敗のファイターがいるなら出てこいよ。そいつらが今までカスみたいな相手としか闘ってこなかったことを、僕が証明してやるさ。

――対戦相手の佐々木選手について、印象をお聞かせください。

 ササキはとてもタフな対戦相手だと思う。彼の顔面に僕の打撃をお見舞いする機会に恵まれて、本当にとても感謝しているよ。

――どのような試合を見せたいですか?

 もし僕というファイターに関する知識が少しでもあるなら、僕がファンのためにエキサイティングな試合を望んでいること、そしてもちろん、最後には僕がササキをKOするってことが分かっているはずだ。

――ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

 まばたきしたら、最高の興奮を見逃すぞ!
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