HIROYA「リベンジよりトーナメント優勝」K-1日本代表決定トーナメント インタビュー

K-1実行委員会

寺崎直樹「アラフォーの底力を見せてやります」

トーナメント出場選手最年長の寺崎は「気持ちで負けるつもりはない」と闘志 【(C)K-1実行委員会】

――今回がK−1初参戦となります。試合が決まった時はどんな心境でしたか?

 2014年7月にKrushのチャンピオンになって、その後に新生K−1がスタートしたと思うんですけど、その時はすごくK−1のことを意識をしていました。だけど、翌年1月にベルトの防衛を失敗して、その次の試合(10月)もコケてしまったんで、自分の中でK−1に出るのはちょっと難しいかなと思いました。でも現役選手である以上、もしオファーをいただいたら、いつでも出られる準備はしていました。

――寺崎選手は格闘技をやる上でK−1から受けた影響はありますか?

 やっぱり自分が格闘技を始めた一つのきっかけがK−1だったんですよ。K−1へビー級のアンディ・フグ選手がすごく好きで、それからK−1 MAXや魔裟斗選手を見てカッコいいなと思ったのが格闘技を始める一番のきっかけだったんで。K−1は活動をしていない時期もありましたが、ああいう華やかな舞台で闘いたいなとは常に思ってましたね。

――今のK−1の大会・試合見ていて、どんなことを感じていましたか?

 もう自分もプロの世界に入っているので、昔とは少し見方が変わりっています。でもやっぱりK−1は人に与える影響が大きいスポーツだなと改めて思いました。自分がK−1で戦う選手から影響を与えられたように、今後は影響を与える側になりたいという方向になりましたね。

――1回戦で対戦するHIROYA選手にはどんな印象を持っていますか?

 HIROYA選手には一度勝っていますが、その後の活躍を見て、年末のRIZINでは息子と一緒にHIROYA選手を応援していました。またHIROYA選手と良い試合をしたいし、アラフォーの底力を見せてやろうと思います。

――寺崎選手とトーナメント出場選手中最年長で妻子ある身です。他の選手とは少し違う状況だと思うのですが、自分のどんな部分を見せたいですか?

 正直、本音を言いますけど、すごく厳しい戦いになると思います。やっぱみんなすごい若いですし、勢いもあるし、全然自分よりスキルがあると思うので。その中で自分が何を見せれるかって考えた時に、年齢問わずそれでも夢に向かっていく姿を見せられたらな、と。そういう部分ですかね。

――逆にここは自分は他の選手に負けてない、これだけは自信を持ってるというものはありますか?

 気持ちは負けるつもりはないです。「肉体的には…」というはあるかもしれないですけど、気持ちは誰にも負けないつもりで戦います。

――寺崎選手がKrushでタイトルを獲ったHIROYA戦も下馬評を覆してのKO勝利でしたし、逆転勝ちや会場が沸くような試合を何度もやってきたと思います。お客さんを沸かせて勝ちたいとか、もしくは予想を覆して番狂わせを起こしたいとか、そういった気持ちはありますか?

 もうそれしかないですね。自分はテクニックや技術戦はできないと思うので、魂の戦いをしてそれを感じてもらいたいですね。

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