藤波&長州の名勝負数え唄に指原さん興奮 HKTvs.乃木坂の東西アイドル対決も
紅白とシングル売り上げ、共に乃木坂が勝利
【GUM ROCK FES.】
イベントのセミファイナルとなったのは、福岡を拠点とするAKBグループで、現在最も勢いを見せているHKT48と、そのAKB48の公式ライバルと認定されている乃木坂46の「東西アイドル対決! ヒット曲メドレー合戦!」。
やや「親戚グループの共演」ということでぬるい戦いに思われがちだが、昨年の紅白歌合戦ではHKTが出演を果たせず涙を見せた一方で、乃木坂が初出場の涙を流すという因縁もある。さらにひも解くと、HKTの中心メンバーである指原さんがソロシングル「それでも好きだよ」を発売した際、乃木坂の2ndシングル「おいでシャンプー」が同日に発売となり、AKBグループ同士では絶対にありえない同日発売(2012年5月2日)となったため、その際は売り上げ枚数対決を行っている。結果は、デイリーでもウィークリーでも指原さんが大敗するという結果に終わっており、HKTとしては、なんとか乃木坂から勝利をあげたい状況でもあった。
矢吹さんは芸歴14年! でもお菓子で大喜び
【GUM ROCK FES.】
指原さんは「アイドル人生で、リングの前で踊ることってありますか!?」と、ステージ前にあるプロレスのリングの違和感を指摘。ただそれよりも「誰が一番怖かったって、開場前にマネージャーさんに雰囲気を見てもらったんですけど、『会場、7対3で乃木坂ファンです』って言われたのが怖かったよ」と、対戦相手のファンの多さに圧倒されたと話した。しかし、松岡菜摘さんが「HKTが乃木坂さんに負けないところは?」とメンバーに質問すると、神志那結衣さんが「髪のツヤでは負けない、あ、負けへんよ」と、無理に博多弁に直しながら長所を出すと、続けて朝長美桜さんも「フレッシュさでは負けていない!」と若さをアピール。ただこの言葉には、20歳を超えている多田愛佳さんと指原さんは苦笑して、「涙が出ないよう、上を向くしかないね」と笑いを取った。
【GUM ROCK FES.】
4曲目は、その矢吹さんがセンターの「ウィンクは3回」。5曲目は、HKTの盛り上げテッパン曲でもある「メロンジュース」で、会場は一面緑色のサイリウムが振られた。そして最後の曲となった6曲目は5thシングルの「12秒」で、ファンからの大コールで出番を終えた。
「ガムロックじゃんけん」は指原さんの助言のせいで…
【GUM ROCK FES.】
その後のMCでは、桜井玲香さんが「めちゃくちゃ燃えているんですよ!」と、HKTとの戦いに気合いが入っていることを示す。さらに意気込みを秋元真夏さんにふると「ご存じではない方もいると思いますが、私が乃木坂の『かわいい』担当でして。年齢は22歳でちょっと年上ですけど……」と話すと、やや周りから無理しているよと止められるが、そのまま突き進み、「とんでもない必殺技を持ってきたんですよ! これをやればHKTさんなんてイチコロ。今からやりたいと思います」と、ステージの真ん中へ移動。
「ガムロックフェツの……」と“甘噛み”してしまい、言い直し。「ガムロックフェスにお集まりのみなさんのハートに、ズッキュン!」とかわいい言葉を決めたつもりが、観客からは「ガムだけに、噛んだ」と鋭い突っ込みで笑いが起こり、かわいさアピールとはならなかったものの、会場を盛り上げた。
【GUM ROCK FES.】
その後は、再びHKTが登場し、乃木坂の「ダンケシェーン」を歌い、続いて乃木坂がHKTの「控えめI love you !」を披露し、ヒットメドレー対決を終えた。
【GUM ROCK FES.】
HKTの代表は、AKB48の最新曲でセンターを務めることになった宮脇咲良さん、乃木坂の代表は、一番じゃんけんが強いという松村沙友理さん。あっけない決着になると思われたが、3回連続でのあいこになり、会場は大盛り上がり。4度目の際に乃木坂の松村さんがHKTの指原さんにアドバイスを求めて「グーを出して」と言われると、心理戦に持ち込む。しかしこれが見事に裏目に出て、正直にグーを出したら、宮脇さんがパーで勝利し、結局、HKTの勝利に終わった。
負けた松村さんは「指原さんが言うから」と不満が残ったが、勝利した宮脇さんは「ガムロック、最高!」と笑顔を見せた。
ロックバンド対決の決めては「バンド名」!?
【GUM ROCK FES.】
先行はイベントのプロデューサーであるサイモン利根川さんがプロデュースするシンキング ドッグス。「3 Times」「ごめんね、キャサリン」「そんな君、こんな僕(2月発売の新曲)」の3曲を続けて演奏すると、その爽快でメロディアスな曲に会場が盛り上がる。そして最後はデビューシングルの「世界は終わらない」で締めた。
後攻のサイレントサイレンは、女子中高生に“サイサイ”の愛称で人気の、読者モデル出身の4人で結成したガールズバンド。ヴォーカル&ギターのすぅさんのかわいい歌声で「八月の夜」を歌い上げると、2曲目は新曲の「チェリボム」で、キーボードのゆかるんさんが観客との掛け合いをするなど、ポップで上がる曲となった。最後は「ぐるぐるワンダーランド」で、タオルを一緒にグルグル回すパフォーマンスでファンと一つになった。
その後はシンキング ドッグスのメンバーも再登場し、それぞれがソロパフォーマンスを見せると、最後はコラボでブルーハーツの名曲「リンダリンダ」を歌い切り、会場から大歓声を浴びる。
判定については、会場の支持はどう見てもサイレントサイレンの方が多かったが、最終判断を下すサイモン利根川さんがシンキング ドッグスの方に軍配を上げ、その理由は「シンキング ドッグスという名前が好き」という、何とも自分勝手な判断で決まってしまった。