エリザベス女王杯出馬表(想定騎手入り) 連覇狙うラキシスVS雪辱を期すヌーヴォ

競馬専門紙「優馬」
 ラキシスVSヌーヴォレコルト。昨年の1、2着馬が再び顔を合わせるエリザベス女王杯。素質豊かな3歳勢も入り乱れ、女の戦いは更にヒートアップ!

ラキシスの防衛成るか、ヌーヴォレコルトの雪辱成るか。それとも…!?

エリザベス女王杯でGI2勝目を狙うヌーヴォレコルト(撮影:遠沢好子) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

 昨年のエリザベス女王杯は先に抜け出したヌーヴォレコルトをゴール寸前でラキシスが捉えて優勝した。その後の2頭は男馬を相手に実力を磨いていき、ともにGIIのタイトルを加えて宝塚記念で再戦。そこではヌーヴォが5着、ラキシスが8着だったが、2頭の着差は僅か0.1秒。3度目の対決となる今年のエリザベス女王杯ではどちらに軍配が挙がるのだろうか?

 3歳勢も黙ってはいない。二冠女王ミッキークイーンこそ不在だが、秋華賞で女王をクビ差まで追い詰めたのがクイーンズリング。距離が延びて舞台が外回りに替わるのも歓迎材料だけに、次の「クイーン」の資格は十分にある。ミッキークイーンをローズSで下し、秋華賞で2番人気に推されたタッチングスピーチも外回りコースで巻き返しに賭けている。さらに、桜花賞とオークスでともに1番人気に支持されたルージュバックも参戦。約半年ぶりの実戦となるが、無冠のままでは年を越せない。

 前哨戦の府中牝馬Sで1、2着のノボリディアーナ&スマートレイアー、500万→1000万→準OPを3連勝中のウインリバティシュンドルボンといった伏兵勢力も有力馬達の隙を窺っていて一筋縄ではいかない雰囲気もあるが、女王の座は果たして……?

第40回GIエリザベス女王杯

2015年11月15日(日)15時40分発走予定
京都競馬場 芝2200m外 1着賞金:9000万円

■ヌーヴォレコルト 岩田康 3.3(1)
〔5.4.1.3〕牝4 (美)斎藤誠
昨年のオークスを制し当レースで2着。牡馬一線級とも互角に渡り合う実力がある。

■ラキシス ムーア 4.8(2)
〔5.3.0.8〕牝5 (栗)角居勝彦
当レースは一昨年2着、昨年は優勝と好相性。鞍上にムーアを迎えて連覇を狙う。

■タッチングスピーチ ルメール 7.8(3)
〔3.0.1.3〕牝3 (栗)石坂正
ローズS優勝。2番人気に推された秋華賞は6着。外回りコースで巻き返しを図る。

■ルージュバック 戸崎圭 9.4(4)
〔3.1.0.1〕牝3 (美)大竹正博
桜花賞9着、オークス2着。札幌記念を熱発で回避し、凱旋門賞参戦も断念。

■スマートレイアー 浜中 10.1(5)
〔6.3.1.7〕牝5 (栗)大久保龍志
一昨年の秋華賞2着馬で前走は府中牝馬Sで2着。好調浜中を背にGI奪取を狙う。

■クイーンズリング シュタルケ 12.3(6)
〔3.1.0.3〕牝3 (栗)吉村圭司
前走の秋華賞では外から追い込んで惜しい2着。古馬との一戦にGI初制覇を賭ける。

■フーラブライド 酒井学 19.0(7)
〔6.7.5.20〕牝6 (栗)木原一良
昨年の当レースで4着。今年は勝ち鞍こそないものの男馬相手に善戦をしている。

■マリアライト 蛯名 19.5(8)
〔4.1.4.3〕牝4 (美)久保田貴士
重賞初挑戦のマーメイドSで1番人気2着。兄にクリソライトがいる活躍馬一家出身。

■ノボリディアーナ 武豊 21.1(9)
〔6.2.0.13〕牝5 (栗)松永昌博
前走の府中牝馬Sを11番人気で勝利し波乱を演出。母はフジキセキの全妹。

■シュンドルボン アッゼニ 23.5(10)
〔5.5.4.5〕牝4 (美)矢野英一
上がり33秒台前半の末脚を武器に条件戦を3連勝。オープン初挑戦がGIの大舞台に。

■シャトーブランシュ 藤岡康 40.0(11)
〔4.3.2.14〕牝5 (栗)高橋義忠
6月のマーメイドSで重賞初制覇。堅実な差し馬だが、休み明けの前走は12着に敗れた。

■タガノエトワール 川田 42.1(12)
〔3.1.1.7〕牝4 (栗)松田博資
昨年の秋華賞で3着に入った実績あり。前走1600万条件を勝って再オープン入り。

■ウインリバティ 松山 47.1(13)
〔5.3.3.12〕牝4 (栗)飯田雄三
逃げや4角先頭といった積極的な戦法で条件戦を3連勝。そのままの勢いでGI挑戦。

■フェリーチェレガロ (騎手未定) 53.3(14)
〔4.1.4.8〕牝5 (栗)友道康夫
マーメイドSで5着に好走。前走は当レースと同じ京都芝2200mの準OPを勝利。

■フレイムコード (騎手未定) 66.7(15)
〔5.4.3.18〕牝6 (栗)谷潔
前走の府中牝馬Sでは最低人気ながら4着に好走。安定した先行力が武器。

■リメインサイレント 小牧 72.7(16)
〔5.6.3.17〕牝5 (栗)田中章博
9月の西宮Sを勝ってオープン入り。前走の府中牝馬Sでも5着に好走した。

■メイショウマンボ 武幸 88.9(17)
〔6.2.0.13〕牝5 (栗)飯田祐史
一昨年の二冠牝馬で当レースの勝ち馬だが、ここ最近は二桁着順ばかりで大不振。

■パワースポット (騎手未定) 133.3(18)
〔5.2.7.24〕牝7 (美)菊沢隆徳
3着7回が示す通り「届かない」というレースが多い追込馬。7歳にしてGI初挑戦。

以下は除外対象馬。

■リラヴァティ (騎手未定)
〔3.2.3.9〕牝4 (栗)石坂正
まだ1600万条件の馬だが、これまで重賞競走に7回出走していて〔0.1.3.3〕。

■カノン 高倉
〔4.3.2.23〕牝5 (栗)崎山博樹
まだ1600万条件の馬のため除外対象。6月のマーメイドSでは0.5秒差の7着。

※順に馬名、想定騎手、想定単勝オッズ(人気)、戦績、性齢、厩舎、寸評。
※出走可能な特別登録馬を想定単勝オッズ上位順に掲載しています。
※想定騎手は変更になる場合があります。
※想定オッズは優馬独自の基準で算出しています。
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