白鵬、照ノ富士が元気だった夏巡業 流れは“モンゴル4横綱時代”へ
3大関と“最強2トップ”の埋めがたい差
新大関の7月場所では11勝で賜杯を逃した照ノ富士。年内の綱取りへ稽古を重ねている 【写真は共同】
秋場所の優勝争いは、夏巡業でも精力的だった白鵬と照ノ富士を中心に展開されるだろう。先場所は14日目まで優勝を争って11勝と新大関としては及第点以上の結果を残した照ノ富士だが、白鵬、鶴竜の2横綱には完敗。「番付が上の人に勝てるようにしないと」と本人は2度目の賜盃に意欲満々だ。
白鵬とは14日目の対戦が予想されるが、その時点で優勝圏内にいれば勢いとムードが後押ししてくれるに違いない。そうなれば、年内の九州場所後の横綱昇進もかなり高い可能性で見えてくる。稀勢の里をはじめ、日本人の先輩大関陣にも立ちはだかってもらいたいが、現在の“最強2トップ”との差は残念ながら埋めがたい。流れは確実に「モンゴル4横綱時代」に向かっている。