王者みのるが大流血戦の末に高山を粉砕=みのるvs杉浦の因縁対決が3年ぶり実現へ
渾身のジャーマンも鈴木軍が介入
鈴木軍の介入もあり高山を大流血に追い込んだみのる。最後はゴッチ式パイルドライバーで3カウントを奪った 【前島康人】
2008年の6.17後楽園大会以来、約7年ぶりの一騎打ちを迎えたみのるは、鈴木軍のセコンドを駆使し、高山の額をカチ割る暴走ファイト。高山は顔面と金髪を真っ赤に染めながらも、エベレストジャーマンスープレックスで勝負をかけるが、セコンドがレフェリーの足を引っ張り、3カウントならず。なおも、たった1人で立ち向かっていった高山だが、背後から飯塚高史にイスで襲われた際に、金具で後頭部がバックリと裂け、万事休す。エメラルドグリーンから深紅に変わったマットに、ゴッチ式パイルドライバーで沈んでいった。
王様ゲーム最終回は杉浦との王座戦
みのるのノアマット侵略の真の狙いは「ノアの強さの象徴」杉浦。次の防衛戦での対戦がほぼ確実となった 【前島康人】
4年越しに杉浦と向かい合ったみのるは「オレがノアに来た本当の理由。それは、おまえをぶちのめすため。オレはてめえのことなんか、これっぽちも許してねえ」と言い切ると、「王様ゲーム最終回だ」と杉浦とのタイトルマッチにGOサインを出した。
高山戦について「オレが強くてあいつが弱い。それだけ」と一蹴したみのるは、ついに“本命”の杉浦が出てきたことに、「これで最終回。全員まとめて、この方舟ごと沈める」とニヤリ。応援に駆け付けていた歌手の中村あゆみさん、鈴木軍と共に記念撮影を行い、中村さんが歌う入場テーマ曲「風になれ」誕生20周年と、「プロレスの王」の座の死守を祝った。
BRAVE対決は小峠が石森下す
小峠はBRAVE対決の石森を下して、白星発進 【前島康人】
石森太二vs.小峠篤司のBRAVE対決は、小峠が勝利。タッグパートナー同士ならではの技の読み合い、しのぎ合いから、空中技全開で向かってきた石森の猛攻を制し、キルスイッチでフィニッシュを決めた。「しんどい。すべて出した」と、この一戦への並々ならぬ意気込みを見せ付けた小峠は、「どうしても優勝しなきゃならない」と、至宝流出を許してしまった前王者の責任として、現王者のタイチからGHCジュニアヘビー級王座を奪い取ることを誓った。
原田はセイバーJr.に黒星スタート
セイバーJr.が一瞬の機転で原田から一本勝ち 【前島康人】
熊野準vs.田中翔によるフレッシュ対決は、新日本プロレスから乗り込んできたヤングライオン・田中が大歓声の中、抱え込み式逆片エビ固めで勝利。リーグ戦初参加とは思えぬ度胸を他団体で発揮した田中は、「ライオンマークを背負っている以上、負けるわけにはいかない。タイチ、鈴木軍を倒す」と、目をギラつかせた。
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