ハープ&ワンアンドはドバイで変わる! 不振のクラシック馬2頭が勝つ可能性

JRA-VAN

海外でも高いハープスターへの期待度

海外からの評価も高いハープスター、昨年のジェンティルドンナ同様にドバイで激変なるか 【Photo by Kazuhiro Kuramoto】

 ハープスターはデビューから3歳夏まで、あまりにも衝撃的な内容での勝利が続いたことから、昨秋以降の勝利がないことで通常以上の失望感を招いている。しかし、凱旋門賞は日本馬最先着の6着、JCでは他馬と接触する不利を受けても5着と健闘。先の京都記念は今までにない前へ行くパターンで馬が戸惑っての5着。どれも悲観するような内容ではなく、実力があることは明らか。それに京都記念で敗れてからシーマクラシックへと進むローテーションが日本の競馬ファンにとっては実に好ましい。なにせ、昨年のジェンティルドンナがこのパターンで勝っているからだ。さらにレース本番ではジェンティルドンナの手綱を取ったR.ムーア騎手が騎乗というのも同じ。そういったジンクス的なことも重なり、ハープスターへの期待度も高まる。

 また、ハープスターへの期待度は海外でも高く、多くの英国ブックメーカーから単勝1番人気の支持を受けている。それも昨年のBCターフ勝ち馬で北米最優秀古馬の座に就いたメインシークエンス、凱旋門賞→BCターフと続けて2着に好走したフランスのフリントシャー、香港Cを強烈な末脚で勝利したデザインズオンローマを抑えての1番人気だから期待度の高さもうかがえる(ちなみにワンアンドオンリーは7番人気前後)。

 不振にあえぐ2頭のクラシックホースだが、異国の地で復活の狼煙を上げて欲しいものである。

(photo & text by Kazuhiro Kuramoto)

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