亀海喜寛が米国でメインイベンター=3月のボクシング興行見どころ
日本人世界王者のいないウェルター級
日本時間3月21日、東洋太平洋ウェルター級王者・亀海が米国でメインイベンターとして登場。世界挑戦2度のベテランであるゴメスと対戦する 【Getty Images】
現在のウェルター級の頂点には、WBA“統一”&WBC王者で5階級を制しているフロイド・メイウェザー(米)とWBO王者で6階級制覇のマニー・パッキャオ(フィリピン)という2人のスーパースターが君臨している。5月2日(日本時間3日)についに実現の運びとなった両雄のスーパーファイトの報酬は、総額240億円を超えるとも言われる。これだけでも、亀海の挑もうとしている壁がいかに高いかが知れるだろう。
亀海の相手は世界挑戦2度のベテラン
ゴメス戦と前後し、ウェルター級戦線にも動きが出る。7日(日本時間8日)にはWBA“レギュラー”王者で次のスター候補と目される強打者キース・サーマン(米)に亀海と戦ったゲレロが挑戦する一戦がラスベガスで、28日(日本時間29日)にはIBF王者で33勝22KO無敗のケル・ブルック(英)の初防衛戦が英・シェフィールドで行われる。メイウェザー、パッキャオより現実的なのは、この2つのベルトになるのだろう。それでも道が険しいことに変わりはない。大舞台に望みをつなげるためには、とにかく結果を出し続け、存在をアピールする以外に手立てはない。亀海にとっては、一戦一戦が大切な勝負のリングとなる。