3種類のシューズで効率的に脚を鍛える 南井正弘のイチオシ!

南井正弘

筋肉に刺激を与え、効率よく脚力を鍛える

ROAD-X-TREME 250 UNI 【南井正弘】

 基本は「ROAD-X-TREME 250 UNI」のような厚めのミッドソール(アウトソールとアッパーとの間のソール)のシューズで走り、合間にそれよりも負荷のかかる「F-LITE 240」や「F-LITE 195」のようなランニングシューズを履く日を入れることによって筋肉に刺激を与える。これによって効率よく脚力を鍛えることができるはずだ。

 厚手のミッドソールを装備した「ROAD-X-TREME 250 UNI」はオンロード(アスファルトやコンクリート)専用アウトソール(地面と接地する部分の底)を装備。踵とつま先の高低差は8ミリ(一般的なランニングシューズは12〜15ミリ程度)なので、従来のシューズから履き替えても違和感が少ない。23.0センチから30センチまで展開しており、女性にも対応している。12,000円(税抜)。

F-LITE 240 【南井正弘】

「F-LITE 240」は踵とつま先の高低差を6ミリ程度としており、「ROAD-X-TREME 250 UNI」よりも裸足で立っている状態に近いスペックを採用。このシューズを履いて走ることにより、効率的に脚を鍛えることができる。アウトソールはオンロードだけでなくオフロード(野山などの不整地)でも高いグリップ性を発揮する。女性専用モデルもあり。13,000円(税抜)。

F-LITE 195 【南井正弘】

 踵とつま先の高低差3ミリ程度とすることで、今回紹介したなかで最も脚部への負荷が高い「F-LITE 195」。脚部の状態が万全のときにこのシューズをセレクトすることで、さらなるレベルの走力を目指すことが可能。また時間がないときにこのシューズを履いて走ることで、短い距離でも通常時と同レベルのトレーニング負荷を確保する時短効果も期待できる。女性専用モデルも用意。13,000円(税抜)。

脱初級レベルを考えているランナーにも

 筆者はイノヴェイトのシューズを履くようになって久しい。純粋なベアフットタイプ(足の保護性は最小限で裸足感覚の高いスポーツシューズ)と比較して、ある程度、足の保護も考えられているので、脱初級レベルを考えているランナーにも薦めやすい。

 これら3シューズを自分のコンディションや走ることのできる時間を考慮してローテーションすれば、効率的に走力をアップさせることができるだろう。

 今回トライした3モデルは、いずれも自分の足へのフィットも高く、快適に走ることができた。「F-LITE 240」と「F-LITE 195」に関してはコンパクトに収納できるので、旅行時や出張時にも欠かさず走りたいというランナーにも最適だといえる。

 いずれにしろ忘れないでほしいのは、シューズは1日履いたら必ず休ませることが必要で、毎日同じシューズで走るとトレーニング効果が落ちるだけでなく、シューズの消耗も早くなるということだ。

inov-8(イノヴェイト)

お問い合わせ:デサント お客様相談室 0120-46-0310

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著者プロフィール

フリージャーナリスト。1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツブランドのプロダクト担当として10年勤務後、ライターに転身。スポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズを得意分野とし、『フイナム』『日経トレンディネット』『グッズプレス』『モノマガジン』をはじめとしたウェブ媒体、雑誌で執筆活動を行う。ほぼ毎日のランニングを欠かさず、ランニングギアに特化したムック『Runners Pulse』の編集長も務める

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