さらなる進化を遂げたクッション性 南井正弘のイチオシ!

南井正弘

【南井正弘】

ミッドソールのブーストフォーム使用率を100%に

ウルトラブーストはミッドソール部分にブーストフォーム以外の素材を一切使用していない 【南井正弘】

 2013年春のデビュー以来、アディダスの革新的なミッドソール(アウトソールとアッパーとの間のソール)テクノロジーであるブーストフォームは、その高いクッショニング性能でアスリートを魅了してきた。

 そんなブーストフォームが今春、さらなる進化を遂げる。それがミッドソールのブーストフォーム使用率を100%としたウルトラブーストである。その異次元のクッション性をいち早く体感することができたので、ウェアリングインプレッションをレポートする。

 アディダスのブーストフォームは衝撃吸収性と反発性という、相反する機能性を両立することに成功したミッドソール部分のテクノロジーである。発泡した個々の発泡熱可塑性ポリウレタンビーズ内に微細で均一な独立気泡を閉じ込め、小さなエネルギーカプセルが発砲し連結。この結果、どのような環境下においてもEVA(エチレンビニルアセテート)をはじめとした従来のミッドソール素材よりも高い衝撃吸収性、反発性、そして耐久性を確保。ランニングを筆頭にさまざまなカテゴリーのシューズに採用されたブーストフォームは、アスリートから高い支持を得ることに成功している。

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著者プロフィール

フリージャーナリスト。1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツブランドのプロダクト担当として10年勤務後、ライターに転身。スポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズを得意分野とし、『フイナム』『日経トレンディネット』『グッズプレス』『モノマガジン』をはじめとしたウェブ媒体、雑誌で執筆活動を行う。ほぼ毎日のランニングを欠かさず、ランニングギアに特化したムック『Runners Pulse』の編集長も務める

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