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明治大の『最強世代』、有終の美へ
66年ぶりの箱根制覇へチーム一丸
箱根駅伝での優勝を目指す明治大。主将の有村(左)、大六野(左から2番目)ら『最強世代』がチームをけん引する
箱根駅伝での優勝を目指す明治大。主将の有村(左)、大六野(左から2番目)ら『最強世代』がチームをけん引する【スポーツナビ】

 来年1月2日、3日に開催される第91回東京箱根間往復大学駅伝競走(以下、箱根駅伝)に出場する明治大が13日、東京・八幡山グラウンドで練習を公開し、西弘美監督をはじめ、エントリー選手が意気込みを語った。


『最強世代』と呼ばれる4年生が主軸となる明治大。11月の全日本大学駅伝(以下、全日本)では史上最高位となる2位だった。ただエースの大六野秀畝(4年)は、「(『最強世代』と呼ばれながら)まだ優勝できていないのが悔しいので、今季は意識して、優勝するイメージを持ってやっています」と、全日本の史上最高位に甘んずることなく、箱根駅伝での66年ぶり総合優勝を狙っている。


 10日に発表されたエントリーメンバー16人から、主力だった4年生の八木沢元樹、前野貴行が外れたが、西監督は「(2人が抜けたことで)ヒヤヒヤする部分はあります。ですが、今は穴を埋めていかなければと思いますし、マイナスだとは思っていません」と2人が抜けても、それを補える戦力がそろっていると自負している。


 全日本では駒澤大の独走を許してしまったが、箱根駅伝では悲願達成に向けて『最強世代』がその真価を発揮する機会となる。


 以下、西監督、有村優樹主将、大六野、松井智靖、山田速人(いずれも4年)のコメント。

西監督「箱根には山という難所がある」

2人の主力がエントリーから外れたが、西監督(中央)は「マイナスだとはおもっていない」と話す
2人の主力がエントリーから外れたが、西監督(中央)は「マイナスだとはおもっていない」と話す【スポーツナビ】

(全日本では)“勝たなきゃ”という意識が強かった分、駒澤大を独走させず、どこかで競るところがほしかったです。ただ、あそこまで快調に走られてしまうと、かなわないですね。

 全日本では(出遅れても2位まで順位を上げ)、あのようにできしたが、箱根駅伝には山という難所が残っていますから。どこかから選手を借りたいぐらいです。箱根駅伝は2区と5区が両輪となり、それがそろえば鬼に金棒ですね。

 山に関しては、山を走りたいという気持ちがあるか、山の走り方に適しているか、走力があるかが重要になります。昔は走力がそれほどでも大丈夫でしたけど。ただ(5区を走る選手は)今はいます。志願をしてきた子もいます。


 前回大会は故障者なしでしたが、今年は(シーズン中に)大量に出ました。現在は(八木沢と前野の)2人だけですが、このチームは意外と勝負の年になるとどこかずっこけますね。(笑)

(2人が抜けたことで)ヒヤヒヤする部分はあります。もし2人が入れば(優勝に対する)ワクワクは大きかったかもしれないですね。ですが、今は穴を埋めていかなければと思いますし、マイナスだとは思っていません。


(近年、重要度が増した1区については)前回のように大迫(傑、現日清食品グループ/早稲田大)がいて、中村(匠吾/駒澤大、4年)もいる、そうなるとハイペースになるのは分かっていました。そこで日本体育大は山中(秀仁、4年)、うちも文元(慧、4年)が出て、そのハイペースの中でどうたたき合いをするかが大事でした。2区が終わった時点で10分の繰り上げスタートがありましたから。

 今回は全日本のように村山兄弟(謙太/駒澤大、紘太/城西大、ともに4年)が来るか、大東文化大の市田兄弟(孝、宏、ともに4年)のどちらかが来るのか。ただ、他校の出方を考えると、スローになった場合は(レースを引っ張る展開に)出ていかないといけないですからね。もし数年前のように47、8秒の差で終わってしまったら、もったいないですし、だからと言って1人でいくのも難かしいですから。

 1区が10位ぐらいで終わるのだったら、2区に(エースを)置いたほうがいいですね。


(総合優勝は)65年間できませんでしたから、今回できなかったら、もう次の65年もできないんじゃないですかね。ただ、総合優勝となると、9区に区間賞を取れるような選手がいないといけません。その中で私が考えている選手たちがスタートラインに乗せられるか。すでに2枚の看板を下ろしていますので。ただその穴はなんとか埋まるだろうと思っています。

有村「往路で貯金を作らなきゃいけない」

(全日本の3区で区間賞を取れたが)あの位置でできたことは、もっと追わなきゃいけないことだった。1区で出遅れた分、2区の木村慎(3年)がいい流れで来たので、流れを引き継がなきゃいけないと思っていました。前半は後半のことを考えて抑えていましたが、まずは早稲田大を追うことを視野に入れて、後半は城西大が見えたのですが、前半に我慢ができていれば、捕らえられたと思いました。城西大まで追いつくのが3区の仕事だったと思うので。そこまでが自分の仕事だったんじゃないかなと思います。


(往路に関して)周りに強豪がそろっている中で、後半に追うのは難しい。それは箱根を初めて走る人が多く、ほかの大会とは違うので、復路で追う状況よりも、前を行く方がいいし、そのほうが楽になる。往路で貯金を作らなきゃいけないので、流れを作れるような走りをしたいです。


(明治大は)近年、9区、10区で結果が出ていないので、それでは優勝できない。優勝できる条件になると思うので、そこも重要視している。9区、10区の走りをよくするには、往路の貯金が重要となってくるかなと。


(八木沢、前野がエントリーから外れたが)最後の大会で皆がそろって出場することができず、寂しい部分はあるけれど、そう一番思っているのは本人たち。それでも八木沢自身がチームにできることをしてくれているので、走れる選手は、走りで見せなければいけないと思います。

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