無良、羽生との競演に「僕もうれしい」 NHK杯男子SPトップ3会見コメント

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大きなミスなく演じ、SP首位に立った無良 【坂本清】

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦、NHK杯は28日、大阪・なみはやドームで男子ショートプログラム(SP)が行われ、無良崇人(HIROTA)が自己記録を更新する86.28点でトップに立った。2位はジェレミー・アボット(米国)で81.51点、3位には79.68点の自己ベストをマークした村上大介(陽進堂)が入った。羽生結弦(ANA)は78.01点で5位だった。

 SPトップの無良は、演技冒頭の4回転トウループ−トリプルトウループを着氷させると、直後のトリプルアクセルも高さのあるジャンプを見せ流れに乗る。トリプルルッツも危なげなく降り、終盤には全身を大きく使ったステップを披露。大きなミスなく演じ切った。

 男子フリースケーティングは29日に行われる。

 以下は演技後のトップ3会見での無良、アボット、村上のコメント。

無良「しっかり演技ができた」

――今日の出来と明日に向けての抱負を。

無良 カナダ大会が終わって緊張している中で、2戦目がどういうふうになるか分からない状態で迎えて、公式練習や6分間練習ではあまり良い状態ではなかったんですけど、自分の中ではしっかり演技ができたかなと思っています。ただジャンプを3回跳んだ後に、緊張がほぐれ過ぎてステップで詰まってしまったので、明日はそういうことがないようにしたいと思います。

アボット 今日は非常に満足しています。このプログラムはすごく大好きで、演じていてすごく気持ち良く演じられる。まるで自分の体の一部みたいです。スコアに関しては理解できないところもありましたが、私にとって一番重要なのは演技です。明日も安定した演技で、今と同じポジションに立っていられればいいなと思っています。

村上 このポジションを想像していなかったので、とにかくこのNHK杯はファイナルも懸かっていないし、僕にとって全くプレッシャーがなかったんですね。でも今日の結果で空気が変わってしまいました(笑)。

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