メドフォード「勝つのは不可能ではない」=試合前日、ホンジュラス監督会見

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「素晴らしい選手がたくさんいる」と日本を警戒するホンジュラスのメドフォード監督 【スポーツナビ】

 日本代表は14日、愛知・豊田スタジアムでホンジュラス代表との国際親善試合に臨む。試合を翌日に控えた13日、ホンジュラス代表のエルナン・メドフォード監督が会見に出席した。

 メドフォード監督は日本代表について、「リスペクトに値するチームで、素晴らしい選手がそろっている」と評価した。また、明日の試合に向けて、「私が就任して3カ月半しか経っていない。選手は徐々に新しいプレースタイルに慣れていることころだ」と話していたものの、「簡単ではないが、勝つのは不可能ではないと思う」と自信をのぞかせた。

日本にはスター選手が多くいる

 明日は日本代表と重要な試合を戦うことになる。日本は新しい監督とともに新しいプロセスをスタートさせたところだ。強豪である日本を相手に、いい試合をして勝ちたい。日本にはスター選手が多くいるが、われわれもいい選手を大勢連れてきている。

──日本はハビエル・アギーレ監督が3日間不在だったが、そういうチームに負けたくないか?

 アギーレ監督の不在は影響ないと思う。選手たちは監督の考えというものを時間をかけて理解するものだ。2〜3日の不在では変わらないと思う。日本はリスペクトに値するチームで、素晴らしい選手がそろっている。3日間の不在は影響しないし、難しい試合になると思う。

──メンバーはワールドカップ(W杯)に出場した選手もいるが、半分は新しい選手と思われる。実際はどうか? またこのチームの強みを教えてほしい。

 約半分がW杯に出場した選手で、もう半分は初めて代表でプレーする選手だ。その中には国内でプレーする2名のU−20世代の選手もいる(アルベルト・エリスとブリアン・ロチェス)。ホンジュラスの強みはチーム全体の力にある。われわれも今、新しいステージを始めたところで練習時間も少ないし、まだまだ理想に達したわけではない。時間をかけてこの代表を作り上げていきたいと思う。

──W杯では強力なツートップを置いた縦に早いサッカーだったと思うが、理想のサッカーとはどのようなものか?

 新しい監督、つまり私が就任して3カ月半しか経っていない。選手は徐々に新しいプレースタイルに慣れていることころだ。われわれは攻守のバランスを重視している。明日の試合は簡単ではないが、勝つのは不可能ではないと思う。われわれの哲学はうしろから持って攻めるスタイル。それを仕上げるにはまだ時間が必要だ。練習時間が限られている代表チームでは、なおさら時間が必要だ。

日本の現状はホンジュラスと似ている

──アギーレ監督の日本の試合を見ているか? 見ていたら印象を教えてほしい。

 日本の現状はホンジュラスと似ている。新しい監督の哲学を浸透させるためには時間が必要。私はアギーレ監督が率いる試合を見たがいい試合をしていた。ブラジル戦では、確かに苦戦はしていたが日本もホンジュラス同様、チームとして仕上げるにはまだ時間がかかる。ただし日本にはヨーロッパでプレーする素晴らしい選手もたくさんいる。

──時間が必要と言ったが、日本は2カ月後にアジアカップを控えている。それに間に合うと思うか?

 時間がない場合、代表選手の個々の力に頼らなくてはならない。3〜4カ月で選手が監督のすべてを理解するのは難しい。それでも日本には、欧州でプレーする強い個をった選手がいる。いい試合ができると思う。

──現在のメンバーでは何試合か継続して呼んでいるが、今回アンディ・ナハルを呼ばななかった理由と、その穴をどう埋めようとしているのか教えてほしい。(河治良幸/フリーランス)

 ナハルは週末に(所属する)アンデルレヒトの試合で負傷したので来れなかった。彼の役割を務めるのは何人かいる。

──明日の試合は攻撃的に行くのか、それとも守備的に行くのか?

 攻守のバランスが大事だ。明日の試合は勝ちに行くつもりでいる。攻撃的に仕掛けていくスタイルが私の好みだが、明日は守備面も怠らずにいきたい。

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