華名がみのると禁断のタッグ結成も完敗=カナプロマニア

高木裕美

自主興行で朱里に主役の座を奪い取られた華名はジェラシー爆発 【中原義史】

 女子プロレスラー・華名の自主興行「カナプロマニア:パーティー」が7日、東京・後楽園ホールで開催された。メインイベントでは、華名が鈴木みのると禁断のタッグを結成し、藤原喜明&朱里組と対戦。みのるに「本物」を教わるために自らタッグを志願した華名だが、自主興行で敗北するという屈辱をまたも味わわされた。

 華名とみのるは、前回の6.16後楽園大会で、タッグで激突。みのるにリング上でボコボコにされた挙げ句、「ニセモノ」呼ばわりされた華名が、「一緒に組んでみるから、本物を教えてくれ」と涙ながらに訴えたことで、今回のカードが実現した。

藤原組長に真っ向から向かっていた華名だが…

藤原組長に向かっていった華名だが必殺のワキ固めに悶絶 【中原義史】

 みのるは、華名に熱いゲキを飛ばしつつ、朱里にも容赦ないヒザ蹴り、張り手を連発。華名も藤原の一本足頭突き、朱里のキックにフラフラになりながらも、得意のバックブローやサブミッションで向かっていくが、WNCなどで因縁のある朱里に蹴り負け、ハイキックに3カウントを献上。みのるも、師匠・藤原のワキ固めにつかまり、華名を見殺しにするしかなかった。
 観客のハートも大会の主役も奪い取った朱里に対し、華名はジェラシーを爆発。朱里が所属するREINA女子プロレスに対し、「コンサルタント権限で、私が全部腰に巻く」と圧力をかけると、朱里も「やってやる。そしてまた恥をかかせてやる 」と真っ向から受けて立った。

元ジュディマリ恩田が乱闘で毒霧噴射

ヤンキー二丁拳銃に襲撃を受けたバンドメンバーは反撃の毒霧噴射 【中原義史】

 セミファイナルでは、関本大介&葛西純組vs.堀口元気H.A.Gee.Mee!!&ジミー・ススム組という異次元対決が実現。大日本プロレスを主戦場とする関本のダイビングボディープレスからの葛西のパールハーバースプラッシュという黄金連係が飛び出せば、DRAGON GATEのジミーズも、堀口のバックスライドフロムヘブン、ススムのジャンボの勝ち!で「あわや」という場面を作り出すも、15分という時間では決着がつかず。興奮覚めやらぬまま、無念の時間切れとなった。

 今大会では、華名の学生時代のバンド 仲間である、元JUDY AND MARYのリーダー恩田快人、元SEX MACHINEGUNS、DUSTAR−3のHIMAWARI、GargoyleのKENTAROとNinezeroからなるユニット『MAZIORA THE BAND』が各選手のテーマ曲を生演奏。さらに、リッキー・フジ&田中将斗組vs.木高イサミ&宮本裕向組のハードコアマッチでは、試合中も演奏を続けて会場を盛り上げたが、ヤンキー二丁拳銃が演奏中のメンバーを襲撃。リングに連れ出す暴挙に出るも、恩田とKENTAROは2人に毒霧を噴射して反撃。元FMWコンビの反則勝ちに貢献した。
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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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